第153話

Ep.139
149
2021/05/02 13:50
貴方
貴方
おはようございます。
ナレーション
この日のあなたは少しいつもより暗い印象だった。
貴方
貴方
これからの事ですか…
貴方
貴方
あまり深く考えた事ないですね。
なる様になるかなってㅎㅎ
貴方
貴方
ただ欲を言えばこのままずっと防弾少年団として7人とARMYと共に歩んでいきたいですね。
貴方
貴方
そしていずれはMAMAもMMAも国内の音楽祭の賞を総なめにして、ビルボード一位にグラミー賞。アジア代表のグループになれたら最高です。
ナレーション
そう言って笑った。
ナレーション
最初はこんな極小事務所で売れるわけないと言われて、控室を用意されず廊下で衣装を着替えメイクをしステージに立ったこともあった。
ナレーション
ありとあらゆるツールを駆使して徐々にファンを獲得していった彼ら。日本でもその人気は年々高まっている。
貴方
貴方
もし…もしですね、私がいなくなってしまってもみんなには1日でも多く、一回でも多く笑っていて欲しいと思うんです。
貴方
貴方
ARMYや7人の笑顔が私にとっては何よりも宝物ですからㅎㅎㅎ悲しみにくれないで欲しい。
貴方
貴方
忘れてくれていい。そういえばそんな子もいたねって年に一回数秒だけ思い出してくれたらそれでいいです。
貴方
貴方
たまにあるじゃないですか、後を追っちゃったり、喪失感から抜け出せないとか。私はそんな事望みません。できることならその時間を自分の幸せのために使ってほしいそう思います。
ナレーション
最期のその時まで防弾少年団でいたいと語った彼女。
ナレーション
誰よりもARMYと呼ばれるファンと7人のメンバー達を愛していると語っていたその数ヶ月後、突然彼女は防弾少年団の脱退をNAVERが運営するライブ配信アプリVLIVEにて発表し、世間を賑わせることになる。

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