あの日の動画をG.C.Fとしてアップしたグギ。
あなたのドアップやら
あなたが笑ってるのやら
あなたがカメラを奪おうとしてるのやら
撮られて照れているのやら
本当に彼氏がデートで彼女を写したようなものばっかり
それで軽く炎上したけど
ナンジャペンには好評だった。
少しそれに嫉妬した。
俺らのあなたなのにって
あなた・・・
あの日の動画まだYouTubeにあるよ
消せないんだ。
あの日の思い出は俺たちにとっても大切だから
密かにお気に入りに入れてるの知らないでしょう?
初めて会った時の笑わない子は
よく笑うしよく話す
あなたとしていようと頑張ってた。
知ってる?
多分あの日君に出会わなければ俺はきっとここにいないよ。
あの日大丈夫だって言ってくれたでしょう?
今も君のその大丈夫で俺はステージに立てているんだ。
苦しい時。
悲しい時。
嬉しい時。
幸せな時。
どんな時だって一番に浮かぶのは君だよ。
あなた…
この声は君に届くかな・・・
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。