電話を切った後に訪れた沈黙
それを破るかのようにたちがあったテヒョンア
自室に向かい乱暴に閉めたドア
その音だけがリビングに響いた。
ジミナもショックを隠せていなくて
横で静かに泣いていた。
それは皆んなそうだ
仲間だと
特にクオズは親友だと思っていた人間に
拒絶されたのだから
そのショックは計り知れないと思う。
その日オフで本当によかった。
きっと仕事が入っていたら
俺たちは全く機能していなかったと思うから
でもやっぱり俺はわからなかった。
何故あなたはあのノートを残したのか
あれが全てだと思った。
あなたにはあなたにとってそうしなければならない何かがあるんだと
でもそれが何なのかその時はわからなかった。
そうこぼしたマンネの頭を撫でてやることしかできない。
今でも思い出すよ
あなたはいつだって俺たちや防弾少年団中心に回っていた事
だからまだ受け入れられなかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!