第13話

アルミンの気持ち
2,985
2020/12/12 12:52
あなた
「私は、私を保ち続ける事が出来なかった。」
あなた
「町の人を目の前で殺されて普通でなんていられない。」
「普通で入れた時は死ぬ時と同じ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アルミン
「あなた?」
あなた
「ん?アルミン!!ここにいたの?エレン達が探していたよ?」
アルミン
「そう、なんだ」
あなた
「?、、、アルミン、なんかあった?」
アルミン
「え?っあ、、いや、別に何もないさ」
あなた
「そう、、、、じゃ2人の元へ行こ!!」
アルミン
「、、、、ッ待って!!!あなた!!」
あなた
「ん?どうしたの?アルミン」
アルミン
「あの、さ、、、」
「エレン怒ってなかった?」
あなた
「どうして?どうしてエレンが怒るの?」
アルミン
「僕は、やり返せないんだ。」
「意地悪されてもやり返せないんだ。」
あなた
「そっか、でも、、、いい事だと思うよ!」
アルミン
「え?」
あなた
「そりゃ、エレンだったらやり返すだろうね、でも、それも悪いとは思わない。」
「やられたらやり返すだろうね、エレンなら」
「でも、それは、エレンだからだよ。」
「アルミンだったら絶対しない。」
「だって自分の事は自分が1番わかってるんじゃないの?」
「だから、やり返した後の事だって想像出来るはず」
「それで、アルミンは、やり返さないといった選択を選んだんじゃないの?」
「別に悪くない。」



「アルミンらしいと思うし、」
「自分を保ち続けるためだもの」
アルミン
「自分を、保ち、、続ける?、、、、」
あなた
「えぇ、人間はいつか自分を見失う時がある」
「例えば大切な人が死んだ時」
「ショックで我を失い、物に当たったりさ、」
「何かを失ったりした時とかだと思う」
アルミン
「我を失う、か、、、」
あなた
「でも、もし私だったらさ、」
「自分の目の前に本当の自分を失った人がいたら私だったら助けるかな」
アルミン
「え?、、でも、どうやって?」
あなた
「わからない、人にもよるかもしれないけど、」
「お腹が空いて自分を失った〜とかだったらありったけのご飯を食べさせる!!とか?フフフッ」
「人それぞれだけど、失った物の代わりになる物があれば1番いいんじゃないかな?」
アルミン
「そっか、なんか元気出たよ!!!エレン達の元へ行こ!!」
あなた
「え?、う、うん、、行こ!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分を失ったあなた、
大切な人達があなたの目の前で殺させていった。
でも、代わりになる物ってなんだ?
死んだ人は帰ってこない。
そうだ!!!
今まであなたはずっと言っていたんだ!!
『4人でいる時が1番幸せって感じるって、』
ずっと言っていた。
でも、今のあなたにそれで収まるのか?
あなた、どうか自分を、本当の自分を取り戻させてやるからな!!!!
もう少しだけ待っていてくれ!!!!
あなた本当にごめんね…………
もう少しだけ……………

プリ小説オーディオドラマ