前の話
一覧へ
次の話

第5話

麻衣子と幸太郎.1
16
2018/04/14 02:27
幸太郎
さて、どういう紹介文にしようか?
麻衣子
やっぱここは笑いとるべきだろ
幸太郎
そんな大胆にいく?笑
麻衣子と幸太郎が楽しそうにかけ合う中、頭に内容なんて入ってこなかった。
ただひたすらに、翔のことを考えるだけ。
別に翔の何をってことを考えてるわけじゃない。
ただ翔ってだけ。
私が何を言ってるのかわからないって?
自分でもよくわからないよ。
幸太郎
蒼井はどう思う?
蒼井
え?
何も聞いていなかった私に、突然話が降り掛かってきたものだから焦った。
蒼井
ご、ごめん、、、
全然聞いてなかった、、
麻衣子
ったく、しっかりしろよ!
幸太郎
まあまあ笑じゃあもっかい説明するね。
俺達が考えてるのは、、
こんなにぼーっとしてたらだめなんだ。
しっかり頭に内容入れないと、、
幸太郎
、、、ってことなんだけど、、
麻衣子
蒼井はどう思う?
蒼井
いいんじゃないかな!
ここで全員で起立して挨拶もいいと思うけど
幸太郎
そしたら各パートに伝えておく必要があるね
麻衣子
パートリーダー(各パートの代表者)集めて伝えて広げといてもらうっていうのは?
幸太郎
二度手間になるしめんどいから一気に伝えちゃっていいと思う
蒼井
んじゃそうしよっか!
麻衣子
そしたら今度はここの演出だよね。
ここは、、、
ちゃくちゃくと話が進んでいく。
楽しいな、、と感じながらも2人の勢いには圧倒されてしまった。
流石は恋人同士といったところだろうか。
かけあいが早い。
でも私はまだ気づいてなかった。
この時の2人の違和感に。

プリ小説オーディオドラマ