緑谷:取った、、、!
緑谷くんは見事、轟くんから1000万ポイントの鉢巻を取った。
そして私たちがまた1位を取り戻すと思っていたが、、、、、
零:待って、、それ、1000万のじゃないです、、
緑谷:え、、、、、、?!
どんどん緑谷くんの顔が険しくなる。
緑谷:ごめん、、ごめん、、
八百万:緑谷さん甘いですわ!!!
零:もう一回、、もう一回やろう。
緑谷:っ!!うん!!
麗日:よっしゃ、やったろ!!
常闇:あぁ。
もう一度、足に全てを賭ける。
重心を前に置き、
『雷の呼吸 壱の型 霹靂一線』
と誰かが言う。
その瞬間、私たちはさっきよりも速いスピードを出して轟くんのチームに向かった。
プレゼントマイク:後10秒!!!10、9、8、、、、
そして、緑谷くんは取った。
それは、、、1000万ポイントだった。
焦凍:っクソッ、、、!
八百万:そんなっ!!
爆豪:こんのクソデクガァぁぁぁぁ!!!!
プレゼントマイク:3、2、1、0ォォォォ!!!!緑谷チーム、1000万ポイント取り返して1位!2位は轟チーム、3位は爆豪チーム、4位は、、心操チーム!!!
緑谷:ホント、、本当に皆ありがとう、、、!
麗日:そんなことあらへんよ、でも、零ちゃん凄かったやねぇ!
常闇:あぁ。どうやって走ると先ほどのように速く走れるのか、、
零:誰かが、、教えてくれた気がするんだよなぁ、、
緑谷:誰なんだろう、、僕も教えてもらいたいなぁ、、
零:思い出したら、言うね。
緑谷:ありがとう!!!
プレゼントマイク:お昼休憩だぜぇぇぇ!!!
、、、ご飯を食べ、今はレクリエーション中だろう。
しかし私は参加していない。
どこか、静かにゆっくり休める場所はないだろうか、、、
と探している途中なのだ。
すると、見つけてしまった。
轟くんを。
しゃがみ、俯いている轟くん。
これはダメだ、引き返さないと。
そう思い、こっそりと足音を立てないようにゆっくり後ろに下がった。、、、が。
焦凍:夕凪、、、?
零:ビクッ、、、あ、そ、その、ごめんね?邪魔しちゃったよね、今すぐ違うとこ行くから、気にしないで、、
焦凍:いや、、別に邪魔だなんて思ってねぇよ。
零:そ、、、そうかな、、それなら良かった、、、じゃ、じゃあ私はこれで、、(あぁもうなんで?!好きな人なんだから、もうちょっと轟くんと一緒にいなさいよ私!!ほんっと馬鹿!!)
焦凍:なんでだ?邪魔じゃねぇって言ってんだろ。こっち来いよ。
零:え、、、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。