第9話

九話
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2020/10/24 03:25
マスコミ:オールマイトの授業、どうでしたか、、、!!

零:えと、、、

焦凍:こっち来い、夕凪っ、、、!

零:えっ、、
轟くんに言われ、私は手を伸ばした。

轟くんは私の手を掴んでくれて、引っ張った。
零:あ、ありがと、、、。

焦凍:あぁ。
あ、行っちゃった、、、

せっかく話せたのに。

あぁ、心臓ドキドキしてる、、、
『食堂』

麗日:飯田くん、すご〜い!!!

飯田:そうでもないぞ!!!兄に憧れただけだ!!!

緑谷:僕はオールマイトに憧れて、、だけど、、夕凪さんは、誰かに憧れてヒーローを目指しているの??

零:憧れ、、か。そういうのは考えたことないよ。

麗日:じゃあ、どうしてヒーローになろうと思ったの??

緑谷:うん、、、やっぱさ、無個性だと色々と言われるじゃん?僕、その気持ち分かるから、、

零:?なんで緑谷くん、分かるの?緑谷くんには、あんなに強い個性があるじゃない。

緑谷:あっ、いや、、その、知り合いに無個性の子がいてさ、悩みとか聞いてたんだ。、、やっぱり、無個性だと酷いことを言われる。相手にされなかったり、期待してもらえなかったり。

零:、、、そうだけど、別に関係なかったかな。

緑谷:へぇ、、すごいなぁ、、

零:、、、私がヒーローになった理由は自分でもよく分からない。ヒーローのことだってあまり知らない。まぁ流石にオールマイトとかは知ってたけど、、でも、なんでかなぁ、、

麗日:めっちゃ気になるんやけど、、、!

零:、、、使命、、だから?

飯田:し、使命、、?

麗日:な、なんかすごい、、

零:何故か、、自分は誰かを、、皆を守らなくちゃいけない気がして。でもそれは、ヴィランじゃない気もするの。

緑谷:ヴィランじゃない人から皆を守る、、一体、夕凪さんは何から皆を守ろうとしているの?

零:なんだろう、、私も分からない。ごめんね、私こういうの多いんだ。何か忘れているような、、でもそんな記憶が全く思い出せないの。

麗日:あ、前言ってたね〜

飯田:不思議なものだな、、

零:私が皆から守りたいもの、、何なんだろう、、

緑谷:でもさ、、やっぱすごいよ!!守らなくちゃいけないものがあるから、、って、努力して個性を持っている人と同じ土俵に立つ、、すごいと思う。きっと、今までたくさん努力してきたんだね!

零:そうなのかなぁ、、、

緑谷:そうだよ!!

零:、、、そっか。

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