中央に向かう。
、、、すると、相澤先生がまだ1人で戦っていた。
相澤:(クソッ、、半分までは普通に倒せたのになんだ?こいつらは個性を消しても威力が下がらない、、個性じゃねぇのか?そしてあの鋭い牙、、あれは絶対に噛みつかれたらいかん。勘だが、、、)
死柄木:おぅおぅ、、、手こずっているねぇ?
相澤:くそっ、、、!!!
死柄木:もう気付いているかもしれないけどねぇ?そいつらは、普通の人間じゃないよ?
相澤:っ!!だったら、なんだって言うんだ?!
死柄木:さぁ、、どうだろうね?教えるわけないじゃん。
相澤:っ!!
死柄木:あーあ、こんなんじゃ、脳無はいらない、、か。
零:『鬼』、、、
相澤・死柄木:?!
零:『鬼』でしょ?
相澤:夕凪、来るな!!!逃げるんだ!!!
死柄木:、、、そうだよ、『鬼』さ!どうして分かったんだい?これを知っているのは、先生と俺と黒霧だけさ。だってこれは先生が生み出したものだからねぇ!!!
零:そう、、、なんでかは私も分からない。でも分かる。確かにそれは普通の人間ではない、、ないけれど別に倒せないわけじゃない。
死柄木:!!
相澤:夕凪!!!どうやったら倒せるかいえ!!俺がやるから、夕凪はさっさと逃げ、、
零:私が倒す。先生にはできない。だって、私だってやり方がよく分からないのだから。これは、考えるのではなく私が身体に刀を任せるしかないの。
相澤:っ!!!
死柄木:分からないだって?現代の子は個性に恵まれたらすぐに舐めてかかるようになっちゃったんだねぇ?
零:私は、、、無個性よ。
死柄木:っ!!!
零:『霞の呼吸 弐の型 八重霞』
私は体を捻り、残っていた最初の約半分の鬼を斬った。
首が斬れたものは塵となって消え、急所を外してしまったものは再生を頑張っている。
、、、これだけ多いとやはり急所を外してしまうものもあるか、、、
零:『霞の呼吸 伍の型 霞雲の海』
残りの鬼をこの高速技で仕留め、鬼は全て消えた。
相澤:(嘘、、だろ、、首を斬ったやつは全て消えている、、『普通の人』じゃない、、って言うことは、一様、人であるということだ。それを夕凪は簡単に、、、)
死柄木:マジかよ、、君すごいね。って言うかなんで鬼の急所知ってんの?
零:どうしてだろう、、分からない。
相澤:、、、夕凪。あいつらは、人間、、なんだよな?
零:人間ですよ。でも、もう人間じゃない。鬼なんです。
相澤:、、、、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。