第4話

四話
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2020/10/19 13:54
焦凍side

雄英初日。

、、、やっぱり俺の火傷に痕は目立つようで、

さっきも俺の斜め後ろのやつにジッと見つめられた。

何もかも見透かしているような淡い澄んだ瞳の女。

少し悲しげに俺の顔を見つめていた。

『なんだ。』

『あっ、、、ごめん。なんでもない。』

なんでもねぇくせに。

どうせお前だって俺のこの痕が気になっただけだろ。

そんで後でその痕ななんだって聞いてくんのか?

うんざりだ。

何回も何回も、何年もこれを繰り返して来ている。

最初の方は訳も話していたが今となっては説明してもどうせ上辺だけしか理解しようとしねぇやつらばっかだ。

そんなやつらにあのことを話すつもりはねぇし、

こんなこと簡単に言えることじゃねぇ。

、、、誰にも話すつもりなんて、、ねぇけど。
零side

雄英は、入学式もなくいきなり「個性把握テスト」をするらしい。

私は無個性だけど、体を動かすときは記憶もないのに何故か皆と違うやり方をしている気がする。

持久力には誰よりも自信があった。

皆を見ていて思った。

違うところは、呼吸の仕方だと。

でも、違う呼吸の仕方なんて誰にも教わっていない。

皆と同じように空気を吸い、息を吐いているだけ。

でも、どこか違う。
相澤:面白いか。、、、じゃあ、最下位は除籍処分とする。

麗日:じょ、除籍?!初日なのに、、いや、初日じゃなくても酷すぎる!!!
大丈夫だろうか、、、

皆、雄英に入れるほどの個性の使い手。

無個性の私は除籍処分に、、ならないだろうか。

、、、いや、ならないようにするんだ。

持ち前の身体能力で、

50m走は6.7秒。

ハンドボール投げは52m。

長座体前屈は65cm。

反復横跳びは57回。

握力は34kg。

持久走は1分5秒。

立ち幅跳びは5m79cm。

状態起こしは38回。

結果は9位。

無個性にしてはやる方でしょ。

、、、立ち幅跳び5m79cmって言うのは、ずっと前から不思議で。

なんでこんなに跳べるのか。

どこか自分の体、心がそれくら跳ぶことに慣れているような感覚がしたが

普通の、個性持ちであったとしてもそんなに跳べない。

どうして私はそれほど跳べるのか。

記憶がない、、と言うのは

いつもいつもムズムズする。
爆豪:おいお前!!!

零:、、、

爆豪:おいこのクソ女!!!

零:、、、私のことですか?

爆豪:お前以外に誰がいんだよクソが。

零:、、、なんですか。(変な人に絡まれちゃったなぁ、、)

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