第15話

十五話
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2020/10/27 22:12
零:、、、普通は鬼は無敵なんです。突出した身体能力と驚異的な回復力。どうやったって鬼には勝てない。でも、、、訓練、、鍛錬をして、鍛えれば鬼に近い身体能力を得ることができます。

オールマイト:君は、そのことを覚えていなかったんだろう?今この場では、思い出そうとしたから、思い出したから言えたんだろう?ではどうして君にそんな力が、、、

零:私も不思議なんです。やったこともないのに、刀が使えたり、技が使えたり。

相澤:、、、霞の呼吸がなんとかって言ってたな。

零:はい。本当はそれだけじゃなくて、普段の呼吸の仕方も違うらしいです。友達にそう言われたことがあって、、霞の呼吸だって、どこか聞いたことがある名前なのに思い出せないんです。

オールマイト:君は、幼い頃の記憶を覚えているかい?もしかしたら、幼少期に記憶喪失してしまって、、

零:それはないです。きちんと覚えて、、いますから。

オールマイト:そうか、、、

相澤:もう分かった。俺たちもこっちで調べる。その『鬼』について。先ほども言ったが生徒を危険な目に犯したくない。

零:分かりました。失礼します。
ガラガラガラッ

零:え、、、

焦凍:お、来たか。明日臨時休校らしいぞ。相澤先生の代わりにミッドナイト先生が教えてくれた。

零:そ、そう、、、

焦凍:ん。

零:え、、、?

焦凍:お前のバッグだろ?

零:あ、、、うん。ありがとう、、
うわ、、、どうしよう、

心臓バクバクだよ、、、!

心臓の音、聞こえてないかな、、、?
焦凍:、、、行くぞ。

零:えっ、、、?!

焦凍:なんだ、帰らねぇのか?

零:ううん、、、なんでもないの。
うわ、、、無言だ、、、

私は俯く。

なんで、轟くんは待ってくれていたのだろう。

初恋を轟くんに捧げてしまった私は、あなたと一緒にいるとき普通の私じゃいられないんだよ、、、?
焦凍:っおい!!!

零:うわっ、、、
車がスレスレを横切る。
焦凍:危ねぇだろ、、、!

零:あ、、、ごめん、、なさい、、

焦凍:そ、そんなに怒ってねぇよ。怖がんな。

零:あ、、うん。

焦凍:、、、夕凪って、意外と危なっかしいんだな。

零:え?

焦凍:今日だってUSJで1人で戦ってたし、、、

零:あ、、、

焦凍:心配は、した。

零:そ、そっか、、、、、(あれ、でも、、)皆には、私が人と思われている人を殺したって、、思われているの?

焦凍:いや、ミッドナイトがそこは説明してた。耳になんかつけてたから、、多分相澤先生と夕凪の会話を聞いてたんだろ。

零:そっか、、良かった。

焦凍:俺は、夕凪はちゃんと理由がねぇと行動しねぇやつだと思ってる。でも無茶はするやつだから心配だ。

零:クスッ、、そっか。

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