第16話

十六話
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2020/10/28 21:31
後少しで体育祭。

無個性だと色々と不便で、、、

自分の身体能力でしか戦えない。

雄英は毎年、最後は戦闘対決になっている。

上に上がる方式は変わったとしても、、、だ。

私がそこまで残れたら良いって話だけど、現実はそう甘くない。

記憶も曖昧な私がそこまでいけるだろうか、、、

と不安を抱いている。

攻撃を避けられても、攻撃を与えることは難しいから。

だから、私は刀をとる。
焦凍:実力は俺の方が上だと思う。

緑谷:きゅ、急になに言って、、、いや、そうだと思うけど、、

零:(轟くん、、、?どうしたんだろう、、)

焦凍:だけどお前、、オールマイトに目ぇつけられてるよな?

緑谷:!!

焦凍:なんの理由があるかは知らねぇが、、お前には勝つぞ。

緑谷:!!!そ、そりゃ僕はこの中でも最下位に等しいくらい弱いけど、、

切島:ちょ、緑谷こんなときになに言ってんの?!轟もよぅ、、

緑谷:でも、負けるわけにはいかない。

焦凍:そうか。、、、仲良しごっこしてんじゃねぇんだ。、、、なんでも良いだろ。
そう言い、彼はまた隅っこに行った。

なんだろう、何かあったのかな。

体育祭だから燃えているのは分かるよ?お茶子ちゃんみたいに。

でも、機嫌が悪くなる、、、?

誰か、嫌な人でも見にきているのかな、、
プレゼントマイク:第1種目ハァァァこれ!!!障害物競争!!!
障害物競争か、、、

最初が肝心だな。

私は、スタートした瞬間跳んだ。

、、、そう、私の跳躍技術は何故か高い。

それは個性把握テストや今までの体力テストでも承知済みだ。

この足はどこまで跳ぶんですかと聞きたくなるくらいに不思議なのだ。

かなり遠いところで着地し、前には数人チラホラいる。

その中にも、轟くんの姿が、、、

そして、轟くんは入試のゼロポイントヴィランを一発で倒し、私たちにも足止めをした。

私は、、、

脇からこっそりと、、そして素早く通り、進んだ。

応戦しても私に勝ち目はないからね。

そして次。

綱渡りなんだけども、、

これはまぁ、、

跳んで行った。

前には個性を使って私なんかよりも効率よく行っている人が多かった。

梅雨ちゃん、それ、すごいな、、

そして最終関門。

爆発地帯らしい。

私は下を見ながら、それでもなるべく早く跳んで何もない足場に着地した。

そしてそのまま走り、第1種目は16位で終わった。

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