〜さとっちゃん視点〜
眠い。朝ごはん何だろうなぁ…。いっつも楢ちゃんにやってもらって悪いなぁ。
階段を降り、リビングへのドアを開けると
あなたの下の名前ちゃんからLINE来てたんだ。なんか…。
俺が最初に見たかったな。
え?
もしかして俺
嫉妬…してる…?
部屋に着く。
ありきたりと言えばそれだけだけれど凄く嬉しかった。
送信ボタンを押して、リビングに戻った。
朝ごはんを食べ終わる。家を出るのにはまだ時間がある。ぱぱっと着替えを済まして歯磨きしているとLINEが来た。
俺はありがとうというスタンプを送った。
誕生日だけどいつも通り仕事はあった。でも皆にお祝いしてもらった。30代もまだまだ頑張れそうだなぁと心の中で密かに思った。
✄-------------- キ リ ト リ --------------✄
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。