第23話

なんで
479
2021/08/24 12:14
〜あなた視点〜
なんでさとっちゃんが…
あなた
あぁ
電話したからか。
なんで今更助けを求めるのか分からないけど。
藤原聡
なん…で…
さとっちゃんが走ってくる。
体にドンッと衝撃が走る。
藤原聡
なんで…
アイツがやった様に強く、でも優しくさとっちゃんに抱き締められていた。
きちんと息がしやすいようにさとっちゃんの肩に私の頭を乗せて。
藤原聡
なんでこんな…
なんでって。役に立たないと。
バンッ!とドアが音をたてて開いた。
楢﨑誠
ハァッ…聡!ハァッ…あなたの下の名前ちゃん!
松浦匡希
ハァッ…ハァッ…
小笹大輔
こっちか…ハァッ…ハァッ…
藤原聡
ねぇなんでこんな…
そっちは振り返らずさとっちゃんはまだ私に言う。
早く役に立たないと。なんで止めるんだろう。
楢﨑誠
…ッ(駄目だ。言葉があなたの下の名前ちゃんに届いてない。)
藤原聡
馬鹿っ!
え?どういう事。
藤原聡
なんかあったなら相談してくれればっ…良かったのにっ…!
ペタンと私は尻もちをつく。さとっちゃんもそれにあわせて座り込む。
さとっちゃんは泣いていた。
あなた
…ぁ
藤原聡
一人で抱え込まずに…俺達でも!なんでもっ…
あなた
何も…知らない…のに…!
本心が出る。
さとっちゃんは少し驚いた様に息を飲み、すぐ吐き出した。
藤原聡
だから教えてよ!
楢﨑誠
聡…
藤原聡
納得するまでっ,解決するまで
小笹大輔
…グスッ
後ろで皆が立っている。そして泣いている。
なんで泣くの。
なんで。私は生きてはいけない…のに。
死にたくなくなるじゃん。
藤原聡
死んじゃだめだよ
はっきりとさとっちゃんは言う。
あなた
ぅ…
藤原聡
どんな事をされたのか知らないけどさ
藤原聡
そんな奴の為に死んでやる事なんてないんだよ
あなた
為なんて…!
藤原聡
大丈夫だから
それまでの強い口調と打って変わって優しい口調になる。
藤原聡
大丈夫…
さとっちゃんはそう言いながら優しく私の頭を撫でた。
あなた
うぅ…
藤原聡
自分を犠牲にする以外で勝てばいいんだよ
涙が溢れる。駄目だ駄目だ、と思っても流れ続ける。
藤原聡
ね…?
あなた
さとっ…ちゃん…グスッ
そこで私は死のうと思うのををやめた。
楢﨑誠
(凄いな…)
藤原聡
帰ろ…?
あなた
…分かった
小笹大輔
良かっ…たぁ…
松浦匡希
そうだね…
〜さとっちゃん視点〜
重い空気のまま髭男宅に着く。
大ちゃんはまだちょっと泣いてる。
楢﨑誠
上がって、風呂もご飯もまだだよね?
あなた
うん…
楢ちゃんはやっぱりしっかりしてるな。
楢﨑誠
まずお風呂入ったら?
あなた
え…でも…
あなたの下の名前ちゃんも落ち着いてきたっぽく、気にしている。多分着替えとかかな。
楢﨑誠
着替えなら…
藤原聡
ん、俺の使っていいよ
楢﨑誠
あなたの下の名前ちゃんいい?
あなた
えっうん…ありがと…
楢﨑誠
その間にご飯なんか作るわ
〜あなた視点〜
なんか何から何までしてもらって申し訳無い気がしてきた。
あなた
そこまでしなくても…
藤原聡
駄目だよ自殺しかけた子を一人で家に帰すなんて
藤原聡
ん〜…じゃあ今まで気付けなかったお詫びにしては安すぎるけどそれの内ってことは?
あなた
分かった‥
大ちゃんは泣き止んでいた。そしてどこかに電話をかけ始める。
小笹大輔
あ~もしもし〜、髭男の小笹ですけども…はい。
小笹大輔
お世話になっております、明日なんですけど…
そう言いながら、廊下に出ていく。
私はこれから生きていて良かったと思える事が増えるかなとぼんやり考えていた。
✄-------------- キ リ ト リ --------------✄
作者
( ゚д゚) ・・・ 
  
(つд⊂)ゴシゴシ 
  
(;゚д゚) ・・・ 
  
(つд⊂)ゴシゴシゴシ 
  _, ._ 
(;゚ Д゚) …!?
作者
せ…1000閲ら…
作者
1000閲覧⁉
作者
マジですか、ちょっと耳栓ご用意ください
作者
ありがとう御座いますぅぅぁぁぁぉあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぅぇ
作者
ゴホッゲホッ…すいません茶番はここまでにして(?)
作者
ありがとう御座います
作者
2度見しました
作者
てかあなたの下の名前ちゃん助かりましたね
作者
やったぁ!(作者)
作者
では(*・ω・)ノ(とりあえずありがとうって言いたかったんです)

プリ小説オーディオドラマ