しばらくゆっくりした後、大輝と一緒に買い出しにいき私はキッチンで晩御飯を作っていた
トントン ジューシー
青峰「今思ったけど双子なのに何でこうも違えんだ?」
あなたの下の名前『えっ?』
青峰「お前は料理とかお菓子作りとかできんのに何でさつきは出来ねえんだ?」
それ私とさつき本人が1番聞きたいやつ
あなたの下の名前『双子だからってなんでも同じもんができるってわけじゃないよ。たまに勘が合ったりするだけだよ。双子って言っても1人の人間だからね』
青峰「アイツの場合は情報収集能力がすげえからな」
あなたの下の名前『そうだね、逆に私はそっち方面の能力はないからな〜』
青峰「お前はある意味、凄かったけどな」
あなたの下の名前『何が?』
青峰「お前、かなり人気だったんだぞ」
あなたの下の名前『人気ってなんの?』
青峰「…何か言いたくねぇ」
あなたの下の名前『え〜…気になる』
青峰「…スポーツドリンクが美味いって人気だったんだよ(後は恋人にしたい女で1位だったのは言わねえ)」
あなたの下の名前『みんなの好きな味にしてただけだけどね』
青峰「それが逆に凄いんだよ」
あなたの下の名前『あのころ私にさつきみたいに観察能力も情報収集能力もないから出来るのはスポーツドリンク作ったりすることしか出来なかったからね』
青峰「そんな事ねえーよ」
あなたの下の名前『ふふっ…でも、前よりかは成長した気がするんだ。部員たちの気分が下がったりしても本人のテンションが上がる話題とか話したりできるし、今、バレー部のマネージャーがすごく楽しい』
みんな凄く優しいんだよね
青峰「…そうかよ(・᷄-・᷅)」
あなたの下の名前『何、拗ねてんの〜w?』
青峰「拗ねてねえし」
あなたの下の名前『別に帝光中が楽しく無いわけじゃないけど辛い方が多かっただけだよ。大輝は私に冷たくするし他のマネージャーもさつきと比較して嫌がらせするし』
青峰「…」
あなたの下の名前『でも、ここで辞めたら相手の思うつぼだって思って頑張ったんだ。大輝以外の部員たちみんなは優しかったし〜』
青峰「あん時は…!?」
あなたの下の名前『ふふっ…分かってるよ。こんな話が出来たのは今があるからって話だよ。それに今は私、大輝の彼女に慣れたしね〜』ニッ
青峰「…抱き犯す(可愛い顔すんなって!)」
あなたの下の名前『大ちゃん心の声が逆に出てるんだけど』
青峰「気のせいだ」
いや、絶対に気のせいじゃない
話しているうちに晩御飯が完成して、私たちはご飯を食べた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!