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第3話

隠そうと
ひなた
ひなた
カラーコンタクト?
ママ
ママ
そうよ。色のついたコンタクトで
これなら目も隠せるわ
中学に上がる時にふとママが提案した事だった
私は小さい時から目が良かった為
コンタクトに関してすごく怖かった

でも、今はそんな事を言っていられない
もしこの新しいスタートで失敗したら今度こそ
自分の居場所がなくなってしまう
そんな思いでいっぱいだった
ひなた
ひなた
…わかった。
やってみるよ


簡単には言ったものの
コンタクトはなかなか入らない
ひなた
ひなた
痛っ…

もう一回…
何度か試した後ようやくコツを掴んだ
ママ
ママ
うん!いいじゃない!
これできっとバレないわ
そうやって励ましてくれた

生きるのを諦めたはずなのにまだ頑張ろうと
思えるのはきっとママがいてくれるから

でももし、ママが居なくなっちゃったら
私はどうなっちゃうんだろう…?



怖い … 私は本当のひとりぼっち…?







やめよう
こんな縁起でもない事考えちゃダメだ
嫌なことには蓋をしなきゃ

そう…



偽らなきゃ
















それから中学校の生活が始まった
毎日カラーコンタクトもして偽り続けた
“自分”を見せちゃいけない
“自分”を知られちゃいけない












それなのに…


























A
A
あの‘ひなた’っていう奴やばくね?
B
B
分かる〜
なんて言うか怖くね?
C
C
なんか、小学校でいじめられてたらしいよ?
D
D
噂で聞いたんだけど
あいついろんな奴に
暴力振るってたらしいぜ?
E
E
まじか⁈見た目によらねぇって
まさにこの事だな
私…なにもしてないよ…?
どこで間違えちゃったの…?
なにがまずかったのかな…

怖い…また嫌われるの…?
またいじめられるの…?



この噂が広がってからというもの
またいじめが始まったのは言うまでもなかった

そして一番恐れていた事が現実になってしまった…
A
A
なぁ  いいでしょ?
“特別な力”
見せてよ
ひなた
ひなた
…そんなものない…
B
B
嘘言っても変わんないよ?
C
C
そうそう。
私たち知ってるんだよ?
ひなた
ひなた
本当に知らない…
もう帰らせて…
D
D
だから言ってるじゃん
力を見せてくれたらすぐに帰してあげるよ
ひなた
ひなた
ダメ…気持ちを沈めなきゃ…隠さなきゃ…
抑えないと…取り返しのつかないことになる
E
E
あれ〜?
黙り込んじゃってどうしたの??
もしかして怒ったとか?笑笑
ひなた
ひなた
……さぃ…
A
A
はい〜?なんて?
ひなた
ひなた
…ぅるさぃ
D
D
聞こえねーなぁ
ひなた
ひなた
うるさい!黙れクソども!






--------------------バンッ---ドサッ----------------------
A
A
痛ってー…
なにすんだよ!
ひなた
ひなた
…っ!…
E
E
テメーなにしやがる!
ひなた
ひなた
…ごめんなさい…
C
C
ただじゃ済まないからね…
もちろんわかってるよね…?
ひなた
ひなた
嫌…やめて…!
私は堪えきれずに“能力”を発動させてしまった
その力は5人程いた相手全員に当たったようだった


























その日私には沢山の痣ができた
それから
生きることに対しての気力の全ても失くしてしまった



もう私には何も残っていなかった

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夏蓮
夏蓮
本来なら忙しいはずの高校2年です 実年齢よりもずっと幼い精神年齢だから 年下でもタメでいいですよ! 頑張って小説書くけど 更新遅いしテストのダメージは半端ないので めちゃくちゃ亀更新です🐢 こんな私ですが気軽に声かけてください!
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