第10話

美奈莉
994
2020/04/25 10:13
俺は寺の家族の長女。
お兄ちゃんもいる
俺が3歳のとき、お父さんは病気で死んだ
だから、お母さんが僧侶だ
でも、俺の寺は山奥にあるから、ほとんど客は来ない
大晦日でもほとんど来ない
お金は無いが、生活は楽しかった
俺達は自給自足の生活をしていた
午前中は寺の掃除。お兄ちゃんと一緒に
美奈莉
ねぇー!お兄ちゃーん!
お兄ちゃん
なんだ?
美奈莉
もう掃除いや!
美奈莉
やりたくない!!
お兄ちゃん
ちゃんとやらないとお母さんに叱られるぞ??
美奈莉
別にいいもん
美奈莉
お兄ちゃんだけちゃんとやったら?
お兄ちゃん
おい!なんだよその言い方!
お兄ちゃん
俺まで叱られるからちゃんとやれよ!
俺、掃除嫌いだったな...
今思うと凄く幸せだったんだな
午後は畑仕事
お母さんと、お兄ちゃんと一緒に
お母さん
ちゃんと耕してね!
お兄ちゃん
いつもみたいにサボるなよ?
美奈莉
うん!俺ちゃんとやる!
お母さん
俺っていうの辞めなさいって!
お母さん
お兄ちゃんの真似はダメよ
お兄ちゃん
なんで俺が悪いみたいな言い方...
他愛もない会話...
これが日常だと思ってた
この幸せがいつまでも続くと思ってた_____
ある日、久しぶりの参拝客が来た
美奈莉
(あっ!参拝客だ!久しぶりに来たな..)
美奈莉
(ちょっと見てみるか)
美奈莉
(何あのワカメみたいな髪型w)
俺は笑いを堪えるので必死だった
でもそれは一瞬にして恐怖に変わった
その参拝客は無惨様だった
鬼舞辻無惨
私は先程上限に血をあげすぎて人間不足だ。だから喰わせろ(?)
美奈莉
え?
美奈莉
(いつの間に俺の後ろに...)
美奈莉
(しかもコイツ何言ってんの)
そのとき、無惨様が俺に襲いかかってきた
美奈莉
(ひっ!何この人)
美奈莉
(逃げなきゃ!)
俺は必死に逃げた。
でも、運悪く
ずででっ
転んだ


血も出てる
鬼舞辻無惨
哀れだな
美奈莉
いてっ!
お兄ちゃん
おい!お前!!何やってる!!
お兄ちゃん
美奈莉から離れろ!!
鬼舞辻無惨
お前も喰われに来たのか?
美奈莉
お、お兄ぃちゃん!
美奈莉
逃げて!!
美奈莉
(この人は本気で俺達を殺そうとしてくる)
お母さん
あら?揉め事?
美奈莉
お母さん!来ちゃダメ!!
お母さん
どうしたの?美奈莉?
美奈莉
だから来ちゃだめだってばぁ!
お母さん
とにかく、揉め事は....
ゴシャッ
一瞬だった。
瞬きの間にお母さんの首が飛んだ
美奈莉
お母さん!!
お兄ちゃん
母さん?え?
鬼舞辻無惨
五月蝿い。お前達は私の指示に従えばいいんだ
美奈莉
従うわけないでしょ...
美奈莉
お母さんを殺した人になんか...
俺は怒りのまま動いた
無惨様も吃驚していた
気づけば無惨様の腹を殴っていた。1発だけ
そう、1発だけ
お兄ちゃん
美奈莉??
その俺の攻撃で、無惨様は口から血を出した
鬼舞辻無惨
グハッ!
鬼舞辻無惨
面白い...
ザシュッッ!
その瞬間、俺の脳髄がぶちまけられた
美奈莉
アガッ!
お兄ちゃん
美奈莉!っ
お兄ちゃんも、その瞬間殺された
お母さんとお兄ちゃんが殺された
俺は?
何故か意識があった
早く死にたかった
早くお母さんとお兄ちゃんのところに行きたかった
もうすぐ死ぬと思ってた




























でも、俺は死ななかった
_____________________
ここから下めちゃくそどうでもいい話です
久しぶりにさ、ロボとーちゃん見たらね、
大号泣よ
うん。家族の前で
家族の前で泣くって恥ずかしくない?
え?恥ずかしくないって?
 ...........
ネタバレ注意⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎
最後に戦って
瓦礫の上にロボとーちゃんがいて
それで壊れててさ、
最後に本物のとーちゃんと腕相撲ってさ、
やばくね?
泣かない人いるのかな?
それだけです。

プリ小説オーディオドラマ