俺は寺の家族の長女。
お兄ちゃんもいる
俺が3歳のとき、お父さんは病気で死んだ
だから、お母さんが僧侶だ
でも、俺の寺は山奥にあるから、ほとんど客は来ない
大晦日でもほとんど来ない
お金は無いが、生活は楽しかった
俺達は自給自足の生活をしていた
午前中は寺の掃除。お兄ちゃんと一緒に
俺、掃除嫌いだったな...
今思うと凄く幸せだったんだな
午後は畑仕事
お母さんと、お兄ちゃんと一緒に
他愛もない会話...
これが日常だと思ってた
この幸せがいつまでも続くと思ってた_____
ある日、久しぶりの参拝客が来た
俺は笑いを堪えるので必死だった
でもそれは一瞬にして恐怖に変わった
その参拝客は無惨様だった
そのとき、無惨様が俺に襲いかかってきた
俺は必死に逃げた。
でも、運悪く
ずででっ
転んだ
血も出てる
ゴシャッ
一瞬だった。
瞬きの間にお母さんの首が飛んだ
俺は怒りのまま動いた
無惨様も吃驚していた
気づけば無惨様の腹を殴っていた。1発だけ
そう、1発だけ
その俺の攻撃で、無惨様は口から血を出した
ザシュッッ!
その瞬間、俺の脳髄がぶちまけられた
お兄ちゃんも、その瞬間殺された
お母さんとお兄ちゃんが殺された
俺は?
何故か意識があった
早く死にたかった
早くお母さんとお兄ちゃんのところに行きたかった
もうすぐ死ぬと思ってた
でも、俺は死ななかった
_____________________
ここから下めちゃくそどうでもいい話です
久しぶりにさ、ロボとーちゃん見たらね、
大号泣よ
うん。家族の前で
家族の前で泣くって恥ずかしくない?
え?恥ずかしくないって?
...........
ネタバレ注意⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎
最後に戦って
瓦礫の上にロボとーちゃんがいて
それで壊れててさ、
最後に本物のとーちゃんと腕相撲ってさ、
やばくね?
泣かない人いるのかな?
それだけです。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。