第20話

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2020/02/02 10:00






















すにょんside



僕は電車通学だ。
いつもこの時間は人が少ないはずなのに何故か多かった。
すると目の前に可愛い子。
すにょん
すにょん
  あれ、あなたちゃん?  
あなたちゃんだ。
朝から会えるなんてすごくついてるなぁって思った。
結局学校まで一緒に行くことになった。
電車の中は人がいっぱいで細いあなたちゃんは骨が折れそうなくらい潰されてた。
そんな時にあなたちゃんは急に僕の袖をつかんだ。









なんだこの可愛い生き物は。






すにょん
すにょん
  どしたの?  
って聞くと少し涙目で訴えるんだ。
満員電車あるある(?)
痴漢。
痴漢じゃないかな。っておもって目線を下向けると
やっぱりだ。
こんな可愛い子を傷つけるなんて許せない。
少し強い口調になってしまったけどとりあえず追い払うことが出来た。
もっと早く気づいてあげられなかった罪悪感でいっぱいになった。
気づいた時にはあなたちゃんに抱きついていた。

















すにょん
すにょん
  ごめんね、もっと早く気づいてあげられなくて、  
























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