第5話

5話 ごめんね
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2019/03/30 08:18
?  どうしたの?




顔をあげるとそこにはまさきにぃが居た。

「ううん、なにもないよ」

相葉 なにもない人が大声で泣かないでしょ

「大丈夫だってば笑」私は苦笑いをした。

相葉 お兄ちゃんなんだから、なんでも聞くよ?

「お兄ちゃん…」

さっき母に言われたことが頭に浮かぶ。

私、嵐さんと兄妹なんだ…


相葉 ほら、おいで?

まさきにぃは優しく手を差し伸べてソファに案内してくれた。

相葉 ほらっ、ゆっくりでいいから話してみて?


「さっきね‥」

私はまさきにぃに全てを話した。

相葉 そっか。そりゃ悲しいよね。

「まさきにぃは本当のお兄ちゃんって事になるんだよね?」


相葉 そういうことになるね‥今パニックになってるでしょ、

「そうかも‥」

相葉 ゆっくりでいいから、元のあなたに戻ってね?俺全力でサポートするから。

「あ!そうだ。和くん。」

相葉 ん?ニノがどうしたの?

「私、和くんに話さなきゃならない事があるの。」

相葉 そ、そっか笑 いってらっしゃい。

まさきにぃは笑顔を手を振ってくれた。

ピタッ

相葉 どした?

「どこにいるかわかんない。」

相葉 あー多分部屋にいると思うよ。案内しようか?

「いいの?」

相葉 もちろん。

まさきにぃの後ろにつく。まさきにぃの背中なんか見てると落ち着くな。

頼もしいというか、母性が溢れてるというか‥

相葉 あなたは嵐のことどう思ってるの?

「えーあ、その、前から知ってて、友達とかにファンが居たから、まさかそんな人が近くにいるなんて信じられないっていう気持ちでいっぱいかな。」

相葉 嵐のこと好き?

「うん!」

まさきにぃに全てを話したら気持ちが軽くなった。

相葉 笑った。

「ん?」

相葉あなたは笑った顔が一番似合う!

「‥///」

相葉 照れるなよおー笑

「んふふ」

相葉 ん、ここだよ。

「ありがとう!まさきにぃ!」

相葉 じゃあね!

私はドキドキする気持ちを抑えながら深呼吸をした。

ふぅ‥

二宮 なにやってるの?

「え、わあ!!!」

二宮 そんなに驚いた顔されてもねえ?

「あ、さっきの返事したくて」

二宮 ああ、聞くよ。

和くんは部屋に入れてくれた。

「あのね、私、和くんの事まだたくさん知らないでしょ?だから、待って欲しい。」

二宮 待つってことは許可したってこと?

「あ、いや、その‥」

二宮 嘘だよ。俺待つから。

「いじらないでよ笑」

二宮 俺もあなたの事いっぱい知りたいからこれからも仲良くしてくれる?

「もちろん。さっきは冷たくしてごめんね。」

二宮 ううん。俺も出会ってすぐなのにごめん。

「私やっぱり5人の事大好きだな。」





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