なんか、話してる間に着いてしまった…
………こんな簡単について行って良かったのだろうか…?
……あれ?何の話だったっけ…
考え事してたから話聞いてなかったな…
そうだ、今私の前にある家の中に入れって言われてたんだった…
……でもさ、あきらかにさ、
ドアの向こうの景色が普通の玄関じゃないんだけど…
建物の中なのに海って……
入ったらヤバイ気しかしないんだけど…
そう言って私の背中をバンバン叩くの…
地味に痛い…、
入れって言ってるもんな…
流石に入んないのも、失礼な気がするな…
待って、
夏油ってどっかで聞いた事あるような…
……ま、いいか…
……これって…歓迎されてないやつですよね…
もしかして…ヤバイ……?
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。