只今の時刻、5時。
2人で壱馬の帰りを待ってると…
と、仲良く話している夏恋と壱馬。
と、嫉妬してるのを抑えて知らないフリをしてる私。
と、話をわざと逸らしてみた。
と、たまにだけど夏恋と壱馬には妬ける。
あの二人も歳が近いから話やすいだろうし、何かと仲がいいから嫉妬する。
でも、それは2人には話したことも無いしこれからも話すことは無いと思う。
だって話したら今の関係が壊れる。
それは、絶対に避けたい。
それだけは私も嫌だから話さないとずっと心に決めてある。
だから、これは私だけの秘密みたいなもの。
壱馬にももちろん話さない。
それは、夏恋にもそうだけどお互い気を使ったら終わりだと思う。
なんか、逆に申し訳なくなるし普通にしてって言いたくなる。
むしろ、こっちが最初から言わなきゃ良かったって。
だから、これは絶対に秘密。
言ったら終わり。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。