ここからは、お母さんとの電話のやり取りです。
そこで電話は切れた。
私は、その後部屋の片付けを壱馬と一緒にした。
それから30分後。
ピーンポーン
と、部屋中にインターフォンの音が響いた。
私は急いでインターフォンに出た。
そこにはお母さんが居て、「直ぐに出るね」と声をかけた。
玄関に行って、ドアを開けるとお母さんが大量のスーパーの袋を持って家に入ってきた。
と、そんな会話をしながらリビングに入って行く。
私はお母さんと一緒に料理を手伝った。
何年ぶりかな?
お母さんと一緒に料理するの。
でも、こうしてお母さんと料理するの久々で覚えてない。
そんなことを思いながらハンバーグをフライパンに置いた。
すると、お母さんが…
と、話してるとハンバーグが焼けてきた。
私は、壱馬を呼んでお皿をテーブルに運ぶようにお願いした。
私は、洗い物をしたあとに、テーブルについた。
みんなで手を合わせてから食べ始めて、またお母さんが話しかけてきた。
と、話しながら食べ進めて40分ぐらいで食べ終わった。
みんなで片付けて洗い物は壱馬がやってくれた。
壱馬の優しいところ、ほんとに好き。
後は、ちゃんと周りを見てて気まずくなる時とかは間に入ってくれる。
そういうとこ、ほんとに好きでいつも周りのことを気にしてくれてる。
でも、最近は壱馬のことが心配。
周りを気にして疲れてないかな?とか、気を使ってていつも自分より周りを気にするからちょっと大丈夫かな?って心配になる。
そこは、妻としてしっかりフォローしなくちゃと思うけど、なかなか出来ない。
そこが私のいけないダメなところなんだけどね笑
いざ、フォローしようと思ってもなかなか上手くいかないから、ちょっと不安になる。
こんなこと考えるのはお腹の子に悪いね笑
何故か、私はまだ目立ってないお腹をさすっていた。
壱馬は直ぐに私のこと気遣ってくれる。
やっぱり、分かっちゃうのかな?
なんか、悩んでんのかな?って…
相手にしてみたら分かるもん?
この時の私は、まだ分からなかった。
どうして、分かるのか…
そして、私を選んだ理由も。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。