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原田「 元気かぁ?みんな!」
明智「 言うほど時間経ってねーよ 」
原田「 その通り ♡ 」
田中「 先生 」
そう言って田中はとある箱をのぶTの前に置いた 。
あー 、、、昨日それ書いたやつ!!!
原田「 なにこれ?」
田中「 生徒全員が自分で 、
自分の分書きました 」
原田「 そう!へぇ〜 」
『 え 、なんで向こうにやるんですかー!』
「「 えぇ〜 」」
原田「 いやいやいやいやいや!
あたし自分で作ってきたから!
みんなの分 。ほら!可愛いでしょ?」
のぶTはにっこり笑顔でカバンから
ハート型のものを取り出した 。
卒業証書 … ??ハート型って 、まじか 笑
駒井「 ふざけんなよ!」
牛久保「 俺たちが作ってきたやつ使えよ!」
原田「 どうせ原価安いんだろ?!」
『 金かよ 。大事だけど 』
原田「 お金は大事だろ!あれ 、
いくらだ言ってみろ!あたしのこれっ 、
この値段聞いたらお前の耳なんてっ 、
ロバの耳だよ!!!!!!」
田中「 あーのー 、原価って紙なんでー 」
明智「 あぁ 、いいよいいよ!
じゃーあ 、交換しよう 。卒業証書 。
俺らのやつと 、のぶおのやつ 」
『 わお 、秀一頭冴えてる 』
明智「 だろ?ちゃんと持って帰れよ 、あれ 」
原田「 … しょうがないなー 」
明智「 持って帰りてぇくせに 笑 」
原田「 … しょうがないから後から読むわよ 」
若林「 じゃあ始めようよ!
のぶおのやりたいこと 」
原田「 はいっ 、じゃあほんとに
ほんとの 、最後のHRやります!」
「「 はい!!」」
田中「 ほんとは僕の授業なんですけどねー 、」
『 日本史より断然こっちやりたい ♡ 』
田中「 」←
みんながゾロゾロと席に着いた 。
なんか改めて向き合うと恥ずかしくて 。
なんだか 、照れ臭い感じがした 笑
田中「 それでは 、ただいまより
2年3組担任 、原田のぶお先生による
" 卒業式 " を始めたいと思います 」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。