第174話

ひゃくろくじゅうきゅう
6,076
2019/07/07 09:59



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のぶTは太陽が照らす青空へと飛んだ 。


その姿がスローモーションに見えて 。


あぁ 、ヅラ取れそうだなとか 。


そっか 、一応タイツ入ってるんだね ←


とか色々思ったらいつのまにか手首に


重心が行ってそのまま前に倒された 。


落ちてきたのぶTはやはり 、カツラが取れていた 。































































原田「 … 球拾いしちゃった 、、、」



「「 笑笑 」」



田中「 も〜 、下ネタ〜 、、、」



『 … はいっ 、カツラ 、笑 』



原田「 … 微妙に笑うのやめなさいよ 」



『 てへっ 笑 』



明智「 これでもう死なねえよな 笑 」



原田「 … やっ 、、、と 、
カツラ買い換える時間ができたわ 」



若林「 良かったじゃん 笑 」



東条「 次はロン毛にすれば?」



原田「 似合うかしら?」



『 似合うと思うけどな〜?笑 』



「 さあ〜?」



「 どうだろ〜 」


















































































そっから 、他愛もない話をした 。


2年3組全員が笑顔で 。


新学期の時よりも穏やかで 。


これが 、私の望んでた青春なのかなって 。


… のぶTは「 さっ!」と言って立ち上がり 、


明智と若林の間を抜けた 。もう 、お別れなの?















































































原田「 … ありがとね!みんな!
楽しかった!……… じゃあね 、!」



『 っ 、、、泣 』



明智「 … じゃあなのぶお 、!!!!!!」



































































































のぶTは右腕だけあげて 、


そのまま背を向けて歩いて行った 。


他のみんなも 、別れを惜しんで泣きながら


のぶTの名前を読んでいた 。


私もその中の1人だ 。どうしようもない涙が 、


溢れて 、止まるという文字を知らないみたい 。


" 引き際は惜しまれながら美しく " だもんね 。












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