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街中を探しまくったけど若い作業着を着た男性
なんて早々に見つかるわけなくて 。
いくら聞いても情報は掴めなかった 。
田中「 今日は有力な
情報は得られませんでした … 」
婆「 そうですか … 」
川崎「 … あの 、なんでお礼を
言うためだけにそんな探すんですか?」
婆「 あら … お礼を言うため
だけじゃ探しちゃいけないの?」
川崎「 … でも 、、、
ありがとうの一言ですよね?」
婆「 ババアがひとつだけお節介を言うとね 、
ありがとうとごめんだけをちゃんと伝えられる
ようになったら上手く生き残れるもんよ 」
東条「 … 」
若林「 … 」
『 … ?』
婆「 でも 、そもそも絵が似てないのよねぇ〜 」
田中「 そもそもーですね 、すみません … 笑 」
原田「 しょうがないわね 、
まっ 、今日も時間は時間だし
明日また探しましょ!」
田中「 え 」
『 解散早 』
原田「 おつかれいんぼー!」
全員「「 お疲れ様でしたー 」」
誰か 、もっと上手く書いてくれる人いたら
探しやすいんだけどなあ……… 。
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次の日 。のぶTがデッカい紙に似顔絵を書いて
もってきた 。いやめちゃくそ上手いのよ ←
婆「 これっ 、これ!この人!!
この人を探していたの … !!!」
『 おー!ドンピシャ!』
東条「 てか 、、、これ 、」
『 … あっ!駒井!!駒井じゃん!』
婆「 駒井くん … ?」
川崎「 あー確かに 」
田中「 これ誰が書いたんですか?」
原田「 糸 」
田中「 いと … ?」
『 あれですか?!娘さんですか?!』
原田「 ええ 、そうよ 」
『 すっげぇ … !!!』
堀江「 … え?!つか!先生娘いたの?!」
原田「 ええ 、いるわよ?ごく普通の 」
里見「 意外 … 」
川崎「 なんか 、言われれば言われるほど
駒井にしか見えないんだけど!笑
もしかして 、本当に駒井だったりして?笑 」
若林「 … そうか!駒井は 、本当に
働いてるわけじゃないからいくら若い
従業員を探しても見つからなかったのかも 」
『 なるほどんぶり!』
里見「 彼 … 体験って
どこに行ったんでしたっけ?」
原田「 どこ?」
田中「 えっ 、えっとー 、あのー 、」
『 明智とおんなじところじゃなかった?』
田中「 日の出製作所!」
『 ザッツライト!!!』
私たちは全員で日の出製作所に向かった 。
けど 、その職業体験をしている生徒の中に
明智やら駒井やら牛久保やらはいなかった 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!