第110話

ひゃくきゅう
8,068
2019/06/06 12:15



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次の日になっても明智は来なかった 。


ってだから 、もう知らないんだってば 。


気にしたら負けだもん 。


おい自分 、もう忘れろあんな奴 。




































































駒井「 明智 、今日も学校来てねえなあ〜 」



牛久保「 ほっとこうぜあんな奴 」



駒井「 なんでだよ 、笑 」



牛久保「 話しかけても無視するしさ 」



『 … 』



東条「 … なあっ 、昨日のドラマ見た?」



『 え?あ 、見た見た 。
某家政婦のやつっしょ?』



川崎「 私もそれみたっ!
毎回面白いよね!!」



若林「 家事情報とか
凄い役に立つから僕も見てる ( ) 」














































































昨日のドラマの事を呑気に話してると


ねねねねね!と慌てて清武と大鳥が


教室に入ってきた 。どうしたんだろ 。




















































































清武「 明智学校辞めるらしいよ!」



『 … え 、』



「 うそっ 」



「 まじ?」



「 やば 」



「 なんで?」



大鳥「 長井の机に明智の
退学届があったの見ちゃった 」



堀江「 えぇ〜 、まじぃ?」



太田「 やめたらどうすんだろ 」



東条「 … 」










































































… 学校 、辞めるって 、なんで?


だから私のこと追い出したの?


明智に何g ……… もしかして 、お父さん 、?


明智の事忘れるとか言ってたのに 、


全然忘れられなくて授業にも集中出来なくて 。


昼休みに外の空気でも吸おうかと思って


廊下に出たら 、遭遇しちゃったんだ 。


いるはずのない 、退学した明智に 。


















































































『 あけ 、、、ち 、、、』



明智「 ……… 」



『 ねえっ 、!!!待って 、!!!』



明智「 ……… 」



『 明智までっ 、居なくならないでよ … !』



明智「 ……… 」


















































































私の声がまるで聞こえてないように


無言でその場を去っていく明智 。


私はヘナヘナとその場に座り込んだ 。


もうやだ 、明智も離れてくんだ 。


そしたら正義も若林も 、結衣も


クラスのみんなも 、のぶTも全員 。


きっと私から離れて結局は1人ぼっちなんだ 。











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