.
あー 、結局お弁当の時間まで休んじまった 。
4時限全部休む私相当強くない???
多分これめっちゃ下がってるよわろたにえん 。
なんて思いながら屋上で寝っ転がってると
ガチャっと扉が開いた 。
『 … あ 、若林 』
若林「 わっ 、… なんだ 、野翠か 」
『 いやなんだって何よ 笑 』
若林「 ごめん 、ビックリして …
というか本当に全部の授業来なかったね 」
『 うんめんどかったし成績なんて関係ないから 』
若林「 大学行かないの?」
『 … 行かないんじゃなーい?』
若林「 行かないんじゃなーい?って … 」
『 分かんないもん 。
ってか若林何しにきたの?』
若林「 いやお昼食べにきたんだけど 」
『 あ 、そか 。もう昼か 』
若林「 … 」
『 … ん?いいよ?食べて食べて?』
若林「 いや 、そんな
見られると食べづらいっていうか … 」
『 あぁっ!そっか!ごめん!笑
… って待ってこの卵焼き美味しそう 、』
若林「 あ 、食べる?」
『 … え 、いいの?』
若林「 いいよ 。俺が作ったやつだし 」
『 ほああああっ?!若林料理できたん?!
嘘っ 、ちょ 、いただきますっ!!!!』
綺麗な焼き目がついた卵焼きを
つまんで口の中に放り込む 。
っ 、、、、なんだろ 、、、これ 。
卵と … 卵が … 合わさって ………
まるで 、鳥の宝石箱やぁ … !!!!(彦○呂)
『 んっま!!!んえ 、
わふぁふぁやひへんはい?!?!?!』
若林「 飲み込んでから喋って?」
『 (ごくんっ) 若林天才?!?!』
若林「 いや 、そんなことないけど 、笑 」
『 え 、まってこれもう
お嫁さんに行けるレベルだから 』
若林「 いや俺男だし 」
『 あっ 、ごめん若林可愛いからつい 』
若林「 いや 、ついじゃねえよ 、笑 」
『 ふふふ 、ってか!私お弁当教室じゃん!!』
若林「 あ 、… 明智くんと
東条くん 、教室で食べてたよ 」
『 あ 、ほんとに?アイツら
多分私のこと待ってるわー 笑笑
そんじゃ 、戻るね!ばいばい!』
若林「 うん 、また後で 」
いつもならアイツら中庭で食べんのに 笑
しゃーねえ 、みんなのアイドル野翠ちゃんは
お弁当を食べるために教室に戻りますよーっと 。
教室に向かう途中でおじさんと田中の姿が
見えたけど無視無視 。知らんもんねっ!!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。