『 さーとTっ!!』
里見「 わっ 、あなたちゃん!おはよ 」
『 おはよーございまーす!』
里見「 今日は間に合ったの?偉いね 」
『 さとTもね〜!!!って 、あー!光岡!』
光岡「 あ 」
里見「 今日も帰るの?
間に合ったんだから行けば?」
『 今日行かないと留年しちまうぞ?!』
光岡「 いや 、まあ 、今日は … 」
里見「 今日テストだよ?」
『 ちょっとさとT現実突きつけないであああ 』←
光岡「 … 」
里見「 そんなに行きたくないの?
本当に留年しちゃうよ?」
『 え 、クラス嫌?( ) 』
光岡「 いやっ 、別に … 」
里見「 2年3組意外と面白いわよ?」
『 うんめちゃんこ担任が 』←
光岡「 面白いとか
面白くないとかの問題じゃないんで 」
里見「 面白いと学校行きたくならない?」
『 待って首かしげるのめっちゃ可愛いです 』←
里見「 … てかなんでいつも遅れんの?」
『 あ 、それは私も気になる 』
光岡「 今年から 、妹と弟を
保育園に送り迎えし始めて 」
里見「 兄弟いるんだ … 」
『 え 、絶対可愛い奴じゃん 』←
光岡「 送ってから学校来たら 、
いつも門閉まってたし 。ホームルームにも
間に合わないし 、もういいかなって 」
『 分かる 、、、もうそこまで
来るとめんどくさくなるよね 、、、』
里見「 ふーん 、、、」
『 まっ 、そんな言い訳も今日は通用
しないよね!だって間に合ったんだもん!』
里見「 確かにね 」
『 よしっ 、行こー!!!』
光岡「 は 、ちょ 、!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!