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結局昨日はそのまま早退して 。
正義や正義ママに心配されたけど
ちょっと頭痛いだけって言って乗り切った 。
そして今日の授業も全然集中できなくて
4時限ほぼ寝て過ごして今はお昼の時間 。
若林と東条はサッカーしてる 。
私は 、椅子に座りながらスマホを見ていた 。
東条「 おっし 、ほいっ!」
若林「 あ 、ごめん!笑 」
東条「 大丈夫か 。何やってんだ 笑 」
" ガチャッ "
原田「 おつかれいんぼ〜 」
東条「 れいんぼー 」
若林「 れ 、れいんぼー!」
原田「 ちょっとアンタたちに
聞きたいことあんだけどさ 」
東条「 なに?」
原田「 明智のこと 」
『 … 』
明智 、というワードに少し肩が震えたけど
気づかれないようにした 。
そしてなんかいきなりタコパが始まった 。
ねえ知ってる?私もうお昼食べたんだ 。
田中「 … さっきから
スマホでなに見てんの?」
『 はっ?!勝手に人のスマホ覗くなアホ 』
田中「 除いてねえし!教師にアホ言うな!」
原田「 … ふーん 、明智と随分仲良いのね 。
ツーショット撮っちゃうぐらい 」
『 っはぁっ?!?!だから覗くな!!!』
原田「 アンタこの前さあ 、明智の父親と
自分の母親と対立してたじゃない?授業参観の時 」
『 … あー 、ありましたねえ 、そんなこと 』
田中「 あの男の人の方 、原田先生のこと
めちゃくちゃ睨んでたじゃないですか 」
原田「 そうなのよ〜 、私も
狙われてるぅー!って思って思わず
勝負下着に着替えちゃったわよ〜 、紐の 」
『 ブフッ 』
原田「 何よ 、汚いわね 」
東条「 … え?のぶおって 、、、
どっち履いてんの?」←
原田「 内緒 ♡ 」
田中「 あの日紐パンだったんですか 、?」
原田「 冗談だよっ ♡ 」
田中「 辞めてくださいよ〜 」
若林「 サッカー辞めたのも 、
その人のせいじゃないかなっ 。ちょうど 、
お父さんがいなくなった時期でしょ?」
『 … 確かに 、あり得るかも 』
原田「 明智 、学校辞めたの 、
父親に無理やり辞めさせられたらしいよ 」
『 … えっ?そうなんですか?』
原田「 うん 」
東条「 … 」
原田「 アンタが仲直りしたいんだったら 、
手伝ってあげるよ?」
東条「 … サッカー辞めたの 、
アイツの気分かと思ってた 」
原田「 違ったみたいね 」
東条「 謝れると … いいかな 、」
原田「 そう … じゃあ行こうか!」
『 どこへだよ 』
原田「 アンタは?アンタは
明智と仲直りしたくないの?」
『 は?』
田中「 なんでそこで
怒る口調になるのかな〜 」←
『 チッ 』
田中「 」
原田「 アンタが仲直りしたいって言うなら
一緒に東条と仲直りさせてあげるわよ 」
『 別に 、喧嘩じゃないんで!
もう好きでもなんでもないし 、』
原田「 ふーん 、そう 。若林は?
あ 、全部1週間暇でしょうがなーい!!
って日が会ったら行く?笑 」
田中「 絶対来ないやつじゃんそれ 」
若林「 僕は … 明智のことは … 」
原田「 嫌いなら嫌いでいいのよ!
嫌いな人を遠ざけて生きるって言うのも 、
楽しく生きるコツだから 」
若林「 … 謝ってもらってから 、
嫌いかどうか決めようかな 」
原田「 おっけー 」
田中「 、、、」
『 なにその田中の顔 。つか空気イスつらそー 』
田中「 たこ焼きが熱いんだっつーの!
イスないの!そう思ってるなら貸して!」
『 やだ 』
田中「 … 」
そしてなんかのぶTの幅広いネットワークの
お陰で今明智がいる所を特定出来たらしい 。
まあ私は行く気ないんだけど 。
正義や若林が走りに行って田中が1人
片付けしてるんだけど知らんぷりして
私も屋上から出て行った ←
… かーえろっ 。帰ってゲームでもしよ 。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。