~ サイン会当日 ~
私は, 推しが出来たのも ソンファ が初めて
そして 推しに会うのも ソンファ が初めて
本当に,私は今日 本人に会えるのか 。
「緊張する…」 「ほんとに今日会えるのかな」
時間ももうあと少し,とにかく緊張 。
会場ではみんな友達同士で写真を撮ってる
私はずっと オタク とは無縁な存在だったから友達の作りかたが分からない 。
正直羨ましい …
1人で会場をうろうろしていると
?? 「あの,すいません…もし良かったら一緒に会場回りませんか…?」
1人の可愛い女性が私に話しかけてくれた 。
正直コミュ障というのもあり,戸惑いが隠せなかった
?? 「ごめんなさい…急に話しかけても嫌でしたよね…」
寧ろ私は嬉しかった 。 こんな人間に話しかけてくれる人がいると思わなかったから
あなた「私で良ければぜひ…一緒に回りましょ!」
?? 「ほんとですか?! ありがとうございますㅠㅠ」
「今回私1人だったので嬉しいです…!!」
この後も時間が許す限り私達は色んな話をしながら会場を回った 。
?? 「私,ミンギぺんのりりって言いうので是非呼び捨てでも何でも好きなように呼んでください!!」
あなた「じゃありりって呼ぶね,笑」
「私はあなたっていいます…! ソンファぺんです,笑」
りり 「あなたよろしくね! 良かったらタメ語で話そうよ」
こうして私達は自己紹介をして一旦自分たちの列に並んだ 。
サイン会後は 2人とも時間があるということで一緒にご飯を食べに行くことに 。
そして時間も流れ,サイン会も始まった 。
「緊張するな…」
何故だろう 。 時間が経つのが早く感じる 。
次は私の番だ
スタッフさんに呼ばれ, ソンファ の前に座る。
あなた「はじめまして…笑」
星化 「あんにょん~はじめまして笑」
星化 「今日は何処から来たの?」
あなた 「釜山から来ました…笑」
星化 「遠かったよね?お疲れ様^^」
星化「お名前なんて言うの?」
あなた 「あなたっていいます…!」
星化 「あなたちゃんかぁ…可愛いねㅎㅎ」
あなた 「…///」
星化 「もしかして緊張してる?」
あなた 「コクリ」
星化 「可愛いㅎㅎ」
あなた 「実はソンファさんにお礼をしたくて,今日ここに来たんです,」
星化 「どうかしたの?」
あなた 「実は私,元々鬱病で何をするにも気力がなくて毎日死にたかったんです 。」
「元々音楽を聴いたり,色んなアイドルを見るのが好きだったんだけどそれも全然やる気なくて…笑 そしたらある日先生から元気がある時,また再開してみれば? という案でもう1回やってみたんです」
「そしたらソンファさんに出会ったんです。その日から私はソンファさんのことを知りたくて毎日のように検索して調べまくって色んな動画を見て…いつの間にかそれが楽しみになっていたんです。そこからは嫌なことがあって辛くてもソンファさんを見てると自然と忘れて,鬱病も少しずつ良くなってきたんです…笑」
「全部ソンファさんのお陰なんです。死にたかった毎日もソンファさんのお陰で生きたい毎日になって,ソンファさんに会うまでは絶対死ねないって決めてたんです、笑」
「私に生きる理由を作ってくれて毎日を楽しくしてくれたのは紛れもないソンファさんなんです。だからお礼をどうしても直接伝えたくて…本当にありがとうございます。」
星化 「……そんな事があったんだね」
あなた 「急にこんなこと初対面の人に言われても困りますよね…💦笑 ごめんなさい」
星化 「全然大丈夫だから謝らないで…? むしろ僕が知らないうちに誰かの助けになったことがとても嬉しいよ^^」
星化「生きてくれてありがとう,でも会ったからって死んじゃダメだよ? 次もまた会うから来てね?笑」
こうして私達は残りの時間も世間話等をしてサイン会は終わった 。
お礼を言えて満足だし,何より ソンファ の言葉全てが優しくて暖かくて涙が出た 。
そして,りりと入口で集合し今日は初めてのティニ友と沢山遊んで大満足の一日になった 。
ソンファ と沢山話せて 会場で 友達 もでき
私自身疲れてたので今日はすぐに寝ることが出来た 。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。