ザザーン…ザザーン
色んな人が船を出したことではしゃいでいる。
中には一緒に行こうなどとグループができている船もあった
全体が淡いピンクで、所々ハートや星、可愛いキャラクターの絵柄がある中型クルーザーだった
全体が少し薄い水色で、所々青い線が描かれてあるちょっとでかいフィッシングボートだった
ザザザーン
ザザザーン
ザザザーン
最後に炎水の船…いや、艦が来た。
ガン!
突然炎水の艦から大きな衝突音が聞こえた
大丈夫です!私は頑丈なのであのくらいじゃ傷もつきません!
ザザーン
炎水はみんなと離れ、自分の声が届かないくらいの所まで来た。
シーン
シーーン
炎水は吹雪に話かけるが、何も聞こえない
ごめんなさいごめんなさい!許してください!喋るのがちょっと恥ずかしかっただけなんです!
他の人に話しかけられたりするの久しぶりだったので、その時はちょっと興奮しちゃって、つい
はい、喋れますよ
驚かせて申し訳ありません
あっそうですね!ついでに司令官の前に出た方が話しやすいですね!
ふぉわーーん
いきなり炎水の後ろから淡い光が出始め、その光が集まっていく
炎水は下を見た。
炎水は海の上で浮いていた。それに気づくと
ザッバーン!!
案の定海に落ちた
キーンコーンカーンコーン
<水〜?どこだ〜?
ザバババーーン!!
吹雪は艦に戻り、炎水は急いで吹雪に乗った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。