第2話

204
2020/03/29 00:11
セイラ
セイラ
あの・・・そこの紫の服の人・・・
声をかけられた。
堂本剛
えっ?なんや、俺のことか?
俺が振り向いたとき、初対面やのに、彼女は、こう答えた
セイラ
セイラ
あんたさぁ、バカなの?財布おとすなんてかっこ悪~い
堂本剛
わ、悪かったな。っていうか失礼な・・・
(バカって言うなや)
セイラ
セイラ
安心しなさいよ。とったりはしないから。はい
じゃあ
堂本剛
ちょっと待って・・・
君・・・俺のことわからへんの?
セイラ
セイラ
えっ?
堂本剛
俺は・・・・堂本の・・・
いい終わる前に、
セイラ
セイラ
わかるわけないでしょ?
バカじゃないの?
堂本剛
に、2回目・・・
彼女は、通りすぎていった
堂本剛
剛の方やけど・・・・
自分で暴露するつもりやったのに
気になってもう一度振り返ったら・・・・
彼女の姿はなかった。
堂本剛
いなくなるのはやっ
でも・・・・
堂本剛
下手に騒がれるよりはええか
そのときは、気にしやんかった。
セイラが地球人じゃないかもしれないなんて誰も思わへんから・・・・

まさか、彼女と深くか変わることになるやなんて・・・・
同じ頃、俺、光一は、声優の仕事も終わり、リラックスタイムをすごそうかと思っていた。
堂本光一
ええ、天気やなぁー
謎のサングラスの男
そこの少年・・・
堂本光一
はっ?少年?
そこには、サングラスをかけた男がたっている。
えっ?誰や
堂本光一
あの?少年って、俺のことですか?
謎のサングラスの男
セイラ様を知らぬか
堂本光一
セイラ様?いや、あの、その前にあんさんはどなたですか?
(聞きたいのはこっちや)
謎のサングラスの男
知らぬならよい。失礼する
堂本光一
いや、よいとか言う前に、写真とか見せてくるやんかな?この人探してます!みたいな。
謎のサングラスの男
君に聞いたのが間違いだった。
失礼する(2回目)
堂本光一
はぁ?間違いやと?人に訪ねる前に、まず名乗るのが・・・・
フッ
そいつは、光一のいうことを、最後まで聞かずに消えた。
堂本光一
えっ?きえてしもた?
光一は、見てしまった
電話
プルルルプルルル
堂本光一
・・・・・
堂本剛
光一?剛やけど~
堂本光一
・・・・
堂本剛
もしもし?光一?聞いとるか?
堂本光一
剛、俺、生で見てしもた
堂本剛
何を見たと言うんや。こんな真っ昼間に・・・
F1レーサーか?
堂本光一
ちゃうわ!
人が消える姿をや!
堂本剛
えっ?
堂本光一
・・・・
堂本剛
んなわけないやろ?
夏バテとちゃうか?
堂本光一
そ、そうなんかな
堂本剛
確認の電話や。3時から雑誌の取材が入っとるから
2時半集合やで?
堂本光一
・・・・・わかった
ピッ
電話を切った。
堂本光一
絶対幻やないのに・・・
堂本剛
光一のやつ、ちゃんと人の話きいとったやろか・・・
堂本光一
( ̄□ ̄;)!!はっ
あれ?何時集合やったっけ?
なに話したかも忘れてしもた
↑早くね?
堂本剛
しゃーないなぁ~
メールでも入れといてやるか
俺ってやさしいやつ
堂本光一
😭😓
↑なぜか涙目でまつ王子(笑)
ピロン
堂本剛
《今の聞いてへんかったやろ。2時半、お台場前集合やで?》
剛からメールが、きた!
堂本光一
さっすが剛!
神やわ😭
堂本剛
これで、よしと・・・
それにしても、暑い日やな
梅雨の合間やと言うのに・・・・
俺も光一も、27歳
彼女の一人や二人・・・・
おってもええやろーと、周りからは言われるけど・・・・
堂本光一
お疲れ様
仕事が、充実過ぎてそれどころやないんや。
まぁ、今年は、俺も光一も、ソロ活動ばかりしていたから、KinKi Kidsとして、曲を出すことが
堂本剛
目標や✊💪
↑なぜか、ガッツポーズ?
堂本剛
🎶君の思いを受け止めて空を眺めながら、歩き出す🎶🎶🎶🎵🎵
レイラ
レイラ
・・・・・・
堂本剛
🎶🎶🎶🎵🎶一緒に感じていこうよ🎶🎵🎶🎵
↑歌うのに、夢中である。
堂本剛
よっしゃ!ええフレーズ浮かんだわ
メモっとこう
俺は、後ろに人影があるのも気付かず夢中だった。
堂本剛
今度のアルバムに入れてみようかな・・・

そうや、タイトルは・・・・
レイラ
レイラ
あの!
堂本剛
えっ?2回目?
振り向くと、誰かいて
堂本剛
財布ならここに!
と、見せると・・・
えっ?彼女は、さっきの女の子??
レイラ
レイラ
・・・・・
堂本剛
いや、でも・・・なんか雰囲気ちゃうな・・・・
ごっつそっくりやのに・・・・
思わずじっと見てしまう
レイラ
レイラ
わたし、レイラって言います
堂本剛
えっ?レイラさん?
えっ?外人さん?
レイラ
レイラ
あなたのその歌・・・・
堂本剛
えっ?歌?もしかして、聞いてはったんですか?(意味ないやん)
レイラ
レイラ
誰が作ったんですか?教えてください!!
その、レイラさんは、俺に顔を近づけてきた。
堂本剛
ち、ちかっ
20センチぐらいしか離れてないかと・・・
堂本剛
い。いや、悪いけど・・・・今の歌はたった今俺が即興で作ったんや
レイラ
レイラ
えっ?
堂本剛
ほら、例えばな、あのカフェにいるカップル
俺は適当なカップルを、指差し
堂本剛
二人は付き合いはじめてまもなくそうやん?そう思ったから二人でいるときのドキドキ感を、
歌にしたって感じや!!
女の子目線で書いたり、男目線で書いたりで違ってくるけどな
↑熱く語り中
レイラ
レイラ
そう、あなたが作った歌だったんですね
堂本剛
俺、こういうの好きやからさ。
暗いときは、とことん暗いで?
レイラ
レイラ
・・・・
堂本剛
あの・・・さ
やっぱり、さっきの女の子と雰囲気ちゃうわ。
なんで、そんな顔・・・・
レイラ
レイラ
私の妹も・・・・歌を作るのが好きなのよ
堂本剛
えっ?妹さん?
レイラ
レイラ
さっきの歌のように・・・・
堂本剛
あの、ついさっき、ほんまについさっき・・君に似てる女の子に財布をひろてもろたんや。
レイラ
レイラ
妹に・・・・
セイラにあったの?
堂本剛
でも、君の妹かどうかは、保証できひん・・・すまんな・・・
似てるから、つい・・・・
レイラ
レイラ
そう、ですか
えっ?また、その顔・・・・
レイラ
レイラ
ダメね、私たち
堂本剛
えっ?ダメって・・・
レイラ
レイラ
双子なのに、心が通じていないなんて・・・・・・・・
堂本剛
レイラさん・・・俺、゛つよし゛っていうんや
レイラ
レイラ
つよしさん?
堂本剛
よかったら、君の妹さん、探す手伝いするわ
レイラ
レイラ
えっ?
なんだか、囲まれている・・・・
堂本剛
げっ!囲まれている?
レイラ
レイラ
・・・剛さん、妹は・・・セイラはこの国に迷いこんでしまいました。なにも知らずに・・・
堂本剛
なにも知らずにって・・・
(しかも、この国って)
謎のサングラスの男
・・・・・
レイラ
レイラ
ゆっくり、話している暇はなさそうですね
堂本剛
どうやら、そのようやな(さっきの寒気はこれか)
じりじり近づくサングラスの男たち・・・
いつのまにか、増えている!!
堂本剛
逃げられへん。どないしたらええんや
レイラ
レイラ
剛さん、こっち!
レイラさんは俺の手を掴んだ。
堂本剛
へっ?
大人しそうな顔をしているわりにはやることが大胆・・・・
レイラ
レイラ
私に掴まっていて!
堂本剛
えっ?
これは瞬間移動?
そんな感覚やろうか?
謎のサングラスの男
い、いつのまに!
堂本剛
しもた!目を瞑ってしもた!
レイラ
レイラ
走りますよ?
堂本剛
いや、レイラさん、俺これから雑誌の取材が・・・・・
レイラ
レイラ
わたしたちは、追われているんです。巻き込んでしまって、ごめんなさい
そう言われながらも、俺は・・・・俺たちは、走っていた・・・・
堂本剛
すまん、光一・・・・俺、遅れるかもしれやん・・・・😓
しかし、あいつさっきのメール見てくれたやろか?
堂本光一
・・・・・
なぜか深呼吸中?
堂本光一
よっしゃ!明日も晴れるかな
↑まさかだが、携帯を気にしていない光一だった。
セイラ
セイラ
🎵🎶あの空に名前をつけよう🎵🎶
僕たちの可能性は無限大に広がる🎶🎵🎵🎵未来を信じて歩きだそうよ🎵🎶
堂本光一
ん?ええ声しとるやん。
しかも、なんかKinKi Kidsの曲に出てきそうなメロディやな
1人、うたう女の子がいた。
堂本光一
シンガー・ソングライターってやつか
しかも、彼女は、ギターも弾かずにアカペラで歌っていた。
セイラ
セイラ
🎵🎶🎵🎶🎶🎵🎶
堂本光一
すっげぇ~
思わず呟いてしもた。
ファン1
あっ!光一君
堂本光一
やべ!バレた
セイラ
セイラ
・・・・・・
堂本光一
し~🤫
セイラ
セイラ
・・・・・・
堂本光一
(ごめん🙏もう一回歌ってや)
そう、合図を送ってみた。
セイラ
セイラ
くすっ
🎶🎵🎶🎵🎶🎵🎵🎶🎶
堂本光一
・・・・・・
俺(光一)は、仕事のことを忘れて思わず聞き入ってしもた。
剛がある事件に巻き込まれているとは思わずに・・・・・・

プリ小説オーディオドラマ