あの力は・・・
レイラさんは、現れた。剛と共に・・・
その力は、あのとき、父さんと母さんが使っていた力と同じ・・・
レイラさんは、セイラさんに、手をさしのべた。
わたしは、こんなにも支えられていたなんて・・・・
俺、(剛)は、光一のことを、抱き締めた。
※みなさんにお見せできなくて残念ですが、お二人は抱き合ってます。
ほんとに、残念(作者)
うるさいわ(KinKi Kids)
すいません(作者)
抱き締め返す光一さん
俺たち二人の不安定やった気持ちは、いつの間にかひとつになっていた。
なんだか、苦しそうなレイラさん
セイラさんは、レイラさんに何かを伝えようとしたら、レイラさんの体がぐらついた。
力の使いすぎだった
セイラさんは、レイラさんの手を握りしめた。
わたし、逃げてた・・・
自分の力をコントロールすることから逃げてた・・・過去にいけばその力がコントロールできるようになるって思ってた。
今までと違う雰囲気を感じる・・・
セイラさんは、俺たちを、信じる心で、組織を追放したんや・・・・
もとの世界に帰れた俺たちは・・・・
まだ、目覚めないレイラさんから、離れないセイラさんを、見つめていた・・・
※二人は、同じ気持ちで、ため息をついていることに気づいていません(笑)
レイラさんが、こちらに来たからや・・・
セイラさんは、光一を、部屋に押しやると・・・ニコッと笑い・・・
そう言った、セイラさんの腕をつかむ光一を、見た。
なぜか、光一が、セイラさんを追いかけている。
まさか、セイラさんが、自分のところへ行こうとしてくれてるとは思ってもいなくて・・゛
俺は、あのときとは違う感情が生まれてたんや
光一も、どうやら、違う感情が、生まれとるみたいや
そっぽを向いて行こうとするセイラさんに、
そう叫ぶ光一。
光一は、セイラさんのことを抱き締めていた。
そうか。光一は、セイラさんに、いつの間にか惹かれていたんやな
↑見ていたのか
そういう俺も・・・・
あのとき、レイラさんを、泣かせてしもた。
いや、たぶんあんな顔をさせていたんは俺自身なんやろな・・・
あの時からなぜか俺のなかではレイラさんの存在が大きくなっていた。
さっき、光一と、セイラさんを見て、安心できたから・・・・
おれは、鼻唄を歌った
こうして、レイラさんと、セイラさんは、仲直りをした。
そう、別れなきゃならないんや。俺たちは・・・
二人は笑いあっていた
声、揃ってますやん。
↑もう、やけくそ?
笑顔で、振り向く光一・・・
けど、俺は・・・
そして、別れの時が来た。
゛さようなら゛
俺たち・・いや、俺と剛が、゛恋した時間゛
きっと二人に会える未来は、すぐそばにあるはずだ。
おわり
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!