第3話

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2020/04/10 07:57
堂本光一
うわっ!やべ!遅刻やん!
そう言って思いだし俺は走り出した。


堂本剛
レイラさん・・・
あの、(;´Д`)ハァハァそろそろ・・・・
レイラ
レイラ
ごめんなさい
堂本剛
ここまできたらええんやないかな。そ、それとも、レーダーとか、気配とかで、すぐばれてしまうとか?
レイラ
レイラ
大丈夫です。彼らの力じゃここには長くいられないはずです
堂本剛
へっ?力?長くいられない?
レイラ
レイラ
それより、ごめんなさい。理由も話さず巻き込んでしまって・・・・
堂本剛
いや、あのさ。君の妹さんって・・・・
レイラ
レイラ
セイラのこと?
堂本剛
もちろん君もや、レイラさん。この国に紛れ込んで大丈夫なん?あの人たちと同じで長くおれやんのやろ?
レイラ
レイラ
さっきの集団は、私とセイラの力を狙っている人たちよ
堂本剛
へっ?君らの狙われている《力》って、一体なんなんや
レイラ
レイラ
《時を操る力》です。
堂本剛
そ、それって、もしかしてなんやけど、いや、ゲームとか、映画のはなしなんやけど~
過去や未来に自由に行けちゃうってやつですか?
レイラ
レイラ
普通の人なら、その話を聞いたら、逃げますよね?
堂本剛
そりゃあ、俺かて普通の人間やもん。にげるわ・・・・たぶん。いや、逃げたかったが、正しいかな、
レイラ
レイラ
でも、あなたは逃げなかった。にげずに私に協力してくれようとした
堂本剛
いや、でも、逃げたくて仕方なかった。だけどな、信じようと思ってん。
レイラ
レイラ
信じてくれるんですか?
堂本剛
どこまで信じられるかわからへんけど・・・・ちゃんと、わかるように話してくれたら信じるわ。
レイラ
レイラ
はい。もちろんです。
レイラ
レイラ
私たち、二人はある場所へ向かう途中でした
堂本剛
ある場所・・・・・
レイラ
レイラ
でも、私たちの力は、その時からすでに不安定で・・・・
堂本剛
・・・・
レイラ
レイラ
歪んだ空間に二人同時に落とされてしまいました。
堂本剛
「力が未熟やった」って、ことやな
レイラ
レイラ
わたしより、セイラがまだ、うまく力をコントロールできないんです
堂本剛
・・・・・
レイラ
レイラ
わたしは、本当は、彼女がその力を使おうとしたのを止めようとしたんです・・・
セイラ
セイラ
お姉ちゃんにできて私にできないわけがない!!だって、私たちは双子だもん!
レイラ
レイラ
ダメよ。その力は・・・
二人一緒じゃないと・・・・
セイラ
セイラ
やだ!使うったら使うの!
レイラ
レイラ
ダメよ!セイラ!
レイラがセイラの手を掴んだが、バシッっと音がして・・・
レイラ
レイラ
二人の心が一致してないため弾き返されてしまったのです
堂本剛
ってことは、レイラさんは、どこか知らない場所に・・・?
レイラ
レイラ
わたしは、一度、自分の国へ戻れましたが・・・
彼女は、やはり、この地球から動けなくなったみたいで・・・・
堂本剛
君もきっと、人間界の人間なんやろな。
レイラ
レイラ
・・・・
堂本剛
まぁ、過去から来たのか・・・未来から来たのかはわからへんけど・・・・
そんな気がする
レイラ
レイラ
あなたが、はなしがわかる人で良かった・・・
堂本剛
そうなんかなぁ~
俺な、KinKi Kidsっていうアイドルやっとるんや
レイラ
レイラ
アイドル?
堂本剛
そう。でな・・・相方がおるんや。
光一っていうんやけど・・・
ついさっき、光一自身が、人が消えるのを、見たって言うんや。
レイラ
レイラ
・・・!?
堂本剛
実を言うと半信半疑やったけど、君のさっきのはなし聞いたら嘘や無さそうやし、そんで、こういうときに、「つよしー」って来たら、ええかん・・・
つよしーーーーーーーー
↑誰?
堂本剛
ほら、来たやろ?
(耳いたいけど・・叫びすぎやし・・・)
光一!
と、俺が振り返って見たら
長瀬智也
よぉ
堂本剛
えっ?ベイベーやん・・・
レイラ
レイラ
そう。俺らの親友「長瀬智也」やった。
長瀬智也
光一じゃなくて、悪かったな😁
で?隣の美人さんは、誰かな~?剛君
堂本剛
(;゜0゜)ギクッ
レイラ
レイラ
レイラと言います
長瀬智也
えっ?レイラ?
外人みたいな名前っすね
レイラ
レイラ
・・・・
長瀬智也
剛の新しい彼女かぁ~?このこのぉ!
すみにおけないね
堂本剛
いや、ちゃうから!
それに、新しい彼女とか意味わからんし・・・
長瀬智也
そうなのー?
堂本剛
ついさっき、会うたばかりで、道案内してて・・・
長瀬智也
うわっ!ますます運命的な出逢いじゃん!
堂本剛
・・・・
長瀬智也
なんならさぁ~!紹介してよぉ
堂本剛
えっ?いや・・・話すと長いから・・・
長瀬智也
なぁんだ。けちなやつ
でもさぁ~。どっちかと言うと、つよしのタイプじゃねぇよな
堂本剛
それ、どういう意味や!レイラさんに失礼やろ
レイラ
レイラ
・・・・・
長瀬智也
まぁ、頑張れ、剛!
あっ、レイラさん、剛が、変なことしたらブッ飛ばしていいですよ
堂本剛
ブッ飛ばしたら、あかんやろ
長瀬智也
冗談だよ!
じゃあな!
そういうといなくなってしまった
堂本剛
って、それだけ?
レイラ
レイラ
・・・・・
いまのは、剛さんのお友達?
堂本剛
友達っていうか、同僚っていうか、仲間っていうか、・・・それを引っくるめた親友・・・ってやつかな。もちろん、ライバルでもあるし・・・・
レイラ
レイラ
ふふっ、面白いかたですね
堂本剛
あっ!笑った
レイラ
レイラ
えっ?
堂本剛
ずっと、緊張してたんちゃう?
もしかしたら、君の力を狙うかもしれやんって、不安そうやった。
大丈夫。あいつは、そんなことを、しやへをやつや。
ある、スタジオ
堂本光一
なんやてぇ~💢剛が、まだ、来てへんやと?💢
どういうことや~😒💢💢💢
↑キレ気味の王子・・・
堂本光一
あいつ、俺に集合遅れるなっていっておいて💢
↑メールもらったのに
堂本光一
自分が集合遅れると、メールなしかよ💢💢💢💢
↑君もしてないやん
電話
プルルル、プルルル
堂本剛
うわっ!珍しい・・・
光一からや・・・・

もしもし?
堂本光一
もしもし・・・やないわ😒💢なんでお前が遅れとるねん!
堂本剛
なんで、お前がキレとんのや
堂本光一
(・・・・(謝る気なしかよ・・・)
堂本剛
すまんな、光一。ちょいとへんなことに巻き込まれてな
レイラ
レイラ
・・・・
堂本光一
変なことってなんや💢
堂本剛
まぁ、話すとながなるんや
堂本光一
エエからはよこいっ!
プープー
堂本剛
あ、あいつきりおった
レイラ
レイラ
ごめんなさい。私のせいで
堂本剛
ええよ、気にしやんといて?
いつものことやで
そして、スタジオにつくなり
堂本剛
ここや、ここ
堂本光一
剛ー、遅いー
って、剛、誰やその女の子・・・
堂本剛
え~っと、彼女は・・・
堂本光一
あっ!君さ・・
路上で歌ってへんかった?
レイラ
レイラ
えっ?歌?
堂本剛
光一、ちゃうわ・・・彼女は・・・
堂本光一
だって間違いないなく彼女・・・・
堂本剛
レイラさん、もしかして・・・
レイラ
レイラ
・・・・はい・・・
堂本剛
光一、その女の子・・・
剛&レイラ
どこにいたんや(剛)
どこにいました?(レイラ)
堂本光一
えっ?え~っと・・・
(なんで、ふたり同時に・・・)
堂本剛
ちなみに、彼女は、レイラさんや
堂本光一
レイラさんって言うんや・・・・
ふーん・・・・めっさ似とるんやけどなぁー
30分後、撮影を終えてスタジオのカフェで・・・
堂本光一
じ~
レイラ
レイラ
・・・・
堂本剛
光一、あんまり見るなよ。いやがるやろ?
堂本光一
うわぁ~本物の双子や~
堂本剛
まぁ、そりゃあそうなんやけど・・・(反応遅くね?)
レイラ
レイラ
でも、不思議ですね・・・
同じコンビの人が妹を、発見してるなんて・・・
堂本剛
あっ、そうやな。そう言われてみれば、俺と光一は、そういうのよくある
堂本光一
偶然同じ名字とか、家族構成が似てるとか・・・・
そういう偶然から出会ったからな、俺たちは・・・・
ジャニーさんのおかげでもあるんやけどな
堂本剛
で?光一、その女の子は、どこにおったんや
堂本光一
たしか、渋谷の公園?
今頃もうおらんのやないかな
レイラ
レイラ
今何時ですか?
堂本光一
・・・18時35分やけど?
レイラ
レイラ
まだ、間に合うわ
堂本剛
えっ?間に合うって・・どうやって・・・・
レイラ
レイラ
目を瞑って・・・・
堂本光一
なに?テレポートでもしちゃうの?
堂本剛
ええから黙っとけ、光一
堂本光一
だってさ、つよし~
テレポートやで?
堂本剛
光一、ほんまに静かにしろ!
レイラ
レイラ
集中して・・・
なにも、考えないで・・・・
俺たちは、手をかざした。


あれ?
堂本剛
もう、目を開けてもええな?
一人呟き、本当に目を開けてみると・・・・
二人は、いなくなっていて、自分一人だけだった。
堂本剛
えっ?二人だけで行ってしもたんか?
でも、なんかへんな気分やった。
どこか遠くへ飛ばされそうな気持ちやった。
その頃・・・・

ドサッ

誰かが落ちた?倒れた?音がした
堂本光一
イテテテテ
君、かっこよく降りれなかったの?
レイラ
レイラ
・・・
堂本光一
レイラさん!大丈夫でしたか?
レイラ
レイラ
えぇ・
でも・・・・ここは、どこですか?
堂本光一
え~っと・・・わからん。
その前に剛(つよし)は?
堂本剛
あいつら、大丈夫かなぁー
↑1人取り残され、1人呟く剛(つよし)であった。

堂本光一
あっ!ここや!
あの彼女がおった場所!
レイラ
レイラ
えっ?
ちゃんと、目的地に着いていたのだ。
堂本光一
だって、お金、転がってるし・・・
(えっ?持って帰らんかったんかいっ!
もったいねぇな)
レイラ
レイラ
寂しい場所で歌っていたんですね・・・
堂本光一
そういえば、そうかも
電灯がつきだした。辺りは暗くなり始めている
堂本光一
・・・・彼女は、行く宛あるんやろうか
レイラ
レイラ
あるはずないです。
堂本光一
えっ?
レイラ
レイラ
私たちが、戻る場所は・・・・
ここにはないから・・・・
堂本光一
えっ?・・・なんで、そんな寂しそうな顔をするんや・・・・・
俺は、不覚にもドキッとしてしもた。

この俺が・・・・初めて・・・・
こんな気持ちになっている・・・・

彼女に、恋をしてしまったかもしれない・・・・・

彼女を、レイラさんを、放っておけなくなったんや・・・・

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