第4話

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2020/04/10 10:16
一方で・・・・
堂本剛
ったく、上手く着いたんやったら、連絡のひとつや2つくれよなぁ~
ズルズル
↑なぜか、一人ラーメン中の剛さん。
店の人
お姉ちゃん、すまないけど、これ、お金じゃないよ?日本じゃこのお金通じないよ?
堂本剛
あっ・・・・(あのこ・・・)
セイラ
セイラ
どこで変えればいいかわからない。ここ、どこなの?
店の人
だーかーらー、日本
「JAPAN」わかった?
いや、日本語通じとるんやから・・・・
堂本剛
あー、もう!
俺はいたたまれなくなり
堂本剛
すまんなぁー、おっちゃん。
この女の子、じつは、俺の連れやねん
やけくそや
セイラ
セイラ
えっ?
自分でも信じられやん
セイラ
セイラ
ちょっと、なに勝手なことを
堂本剛
親戚の知り合いで、初めて日本に来た子なんやわ。(日本語ペラペラやけど)だから、勘弁したって
店の人
初めて来たにしては日本語ペラペラじゃねぇか
堂本剛
まぁ、今日のところは、これで勘弁してや?
釣りいらねぇぜ
気前よく二人ぶんのお金をおいた
店の人
まぁ、いいだろう。知り合いとか言うて、ほんまは、彼女やないんか?
アイドル剛くん
堂本剛
あはははは(んなわけないやん。アイドルなのは認めるけど)ほな、おおきに。
今日も、うまかったわ!ごちそうさま。
ほら、君もや
ごちそうさまは?
彼女に、お礼を言わせて
セイラ
セイラ
ご、ごちそうさまです
店の人
・・・否定しないのかよ
いや、してるって
店を出てしばらく前を歩いていると、
セイラ
セイラ
あのさぁー。払ってくれなんて頼んでないけど?
堂本剛
君さぁー、俺のこと、覚えとるか?
どうせ忘れて・・・
セイラ
セイラ
財布おとしたカッコ悪い人・・・
堂本剛
なんでそんな覚え方やねん💢
君さ、セイラさんやろ?
セイラ
セイラ
なんで、私の名前・・・知ってるの?まさか、あんた組織の仲間なの?
堂本剛
んなわけあるか?俺にそんな力あると思うか?
セイラ
セイラ
怪しいわ!隠してるのね
堂本剛
ちょっと待てや。怪しいのは、どうみても、君のほうやから!!
セイラ
セイラ
何よそれ
堂本剛
(気が強い女やな・・・)
セイラ
セイラ
お前・・・「つよし」って言ったな・・・
堂本剛
は、はい(いきなり呼び捨て・・・
っとか、名前覚えてるやん)
セイラ
セイラ
ここは、日本・・・・っと言ってた・・・・よね
堂本剛
そう、ここは、日本。
君はどこから来たんや?覚えてるんか?
セイラ
セイラ
知らない・・・
覚えていない・・・
気がついたらここにいた・・・
堂本剛
そうや!忘れるところやったわ
たぶん、君の姉ちゃんが・・・・
←自分が姉ちゃんと、言ってるので思わず姉ちゃんと言ってしまうつよしさん。
セイラ
セイラ
・・・・・姉さん?
堂本剛
そうそう、君のことを探しとるんや・・・
で、
俺は、電話を出した。
連絡しようと思って・・・
だけど、彼女の様子がおかしい・・・
セイラ
セイラ
もう、私に構わないで
堂本剛
でもな、君のことを・・・・
報告しやな・・・
セイラ
セイラ
関係ないから!
堂本剛
待ってや・・・いま、連絡取るから・・・
セイラ
セイラ
もういい!
さよなら!
堂本剛
あっ!・ちょっと!
彼女は、消えてしもた。
まるで、姉さんには会いたくないと言う口ぶりだった。
堂本剛
・・・そして、今のが彼女の狙われてる力?
セイラ
セイラ
・・・・・
堂本剛
やっぱり、光一が見たのは、幻やないようやな・・・・
自分の姉さんのことを、話したらすごく顔が変わった・・・・
なんだか、嫌な予感がしたんや・・・・

なにか事件に俺らは、巻き込まれてるんやないかって・・・・・

なんだか、そんな予感がしたんや・・・・・
結局次の日になってしもた。

堂本剛
・・・・・
堂本光一
どうしたん剛。ぼーっとして・・・・
堂本剛
わわっ!Σ( ̄□ ̄;)光一・・・
堂本光一
・・・そんな驚くなんて・・・
お前らしくないで?
堂本剛
いや、夕べな・・・
セイラさんに似た人に会うたんや・・・
いや、本人やわ・・・
堂本光一
ほんまに?なんですぐ連絡しやんのや
堂本剛
連絡しようと思ったんやで?けど・・・な
堂本光一
けど?
堂本剛
消えてしもたんや・・・
堂本光一
えっ?消えた?
堂本剛
なぁ、光一・・・俺な・・・・
堂本光一
あっ!そうや。あの場所・・・
堂本剛
えっ?
堂本光一
撮影終わったら行ってみやへん?
堂本剛
どこにや・・・・
俺には見当がつかない
堂本光一
ええから、仕事終わったらすぐTELしてや?じゃ!
彼女は、きっと、あそこにくる・・・・
堂本剛
俺のはなし聞けや・・・
聞かずに行ってしもた
堂本剛
あいつはなにも感じやんのかなぁー
堂本光一
・・・いや、俺も感じた・・・・
彼女たちには、普通では考えられない力があるって・・・・
(光一の心のなか)

俺は、ただ、レイラさんの笑顔が見たいだけや・・・・

初めてなんや・・・こんな気持ち・・・・
レイラ
レイラ
セイラ・・・セイラ・・・どこにいるの?
答えて!お願い!!
堂本剛
あっ!レイラさん・・・・
レイラさんは、なにか集中しているみたいや・・・・
じっと座って彼女の気配を、探しているみたいや・・・
なんとなくそんな気がした・・・・
でも、スタッフとうまく打ち解けとるんやろうか?
レイラ
レイラ
・・・・・
堂本剛
・・・・・・
俺は、隣に座り、思わず、鼻唄を歌ってしもた
堂本剛
🎵🎶🎵🎶🎶🎶
レイラ
レイラ
えっ?剛さん?
堂本剛
すまん!集中しとるのに
レイラ
レイラ
ううん。久しぶりに聞き入っちゃった
そして
堂本剛
へぇー、ギター弾く人いるんや
レイラ
レイラ
えぇ、レイラは音楽が好きだからギターを、弾きながら歌っていたわ・・・
毎日聞かせてくれたのになぁー
堂本剛
それでさぁ~
レイラ
レイラ
くすくす、ほんとですか?
堂本光一
レイラさんは、もしかして、剛のこと・・・・
俺(光一)は、会って3日も経っていないのに・・・
レイラさんは、剛のことが好きと勝手に思い込んでいたんや。
あんなに楽しそうだから、剛もレイラさんを?
その時の俺は、剛に嫉妬していたんや・・・・

剛の密かな想いを知らず・・・
俺(光一)の密かな思いも言えず・・・・
俺たち3人は、1週間必死でセイラさんの行方を追っていた・・・・・

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