第13話

😸
2,274
2020/10/15 10:18



現在、朝の4時










『赤葦さんついてきてもらってすみません…』







赤葦「大丈夫ですよ。いいトレーニングにもなりますし」







カバンなどその他もろもろを取りに帰ってます









本当は来たくなかった








青い猫ちゃんのひ○つ道具借りて荷物を瞬間移動させることができたらいいのに












クロさんさすがに起きてないよね







『つきました。ここが元家だったところです』





赤葦「じゃあ、ここで待っときますね」





『はい』










ガチャ







フワッと香る知ってる匂いいつもならこの匂いで落ち着けたのに今ははやく荷物を持って帰りたい






〜〜〜〜。〜〜〜〜〜〜〜〜!






リビングのテレビつけっぱなし…





リビングに目を向けると






ソファで寝ているクロさんの姿があった






黒尾「ンンッ…あなた…







名前を呼ばれて焦ったが寝言だったようだ






私はすぐに自分の部屋に行った





学校の教科書、服、本、その他必要なものをすべてバックにいれた





中学生の時に使った修学旅行の時のバックが役に立った






メモ紙とシャーペンを取りだしてペンを走らせた










リビングに行くと先ほどと変わらない様子で寝ているクロさん






リビングのテーブルにメモ紙を置いてクロさんの顔を見ると







頬には涙がつたった跡があった






何故泣いていたのだろう





あの時、私が帰ってきたから女の人との仲がこじれたのだろうか






『…ッそれだったのならごめんなさい…私がタイミング悪かったから…』






優しく涙がつたった跡を触る
















微かに反応した







これ以上ここにいるともっと辛くなる…













すぐに玄関で待ってくれていた赤葦さんのところへ行く






赤葦「荷物持ちます。遠慮はいりませんよ」









『すみません…ありがとうございます』







音を立てないように扉を閉め赤葦さんの家へと足を進めた

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