個人的にツーマンセルなどは苦手だけど、ヒーローにおいて、仲間との協力はとても重要
だから、今のうちに鍛えておけるのは本当に幸運だと言えるよ
そして、明日には私の個性も発動しなくてはならない訳だけど.....
正直、怖い
別に、まだ彼らと出会って日は浅いから、消える記憶だって少ない
私という存在を忘れられてしまうのも、別に気にはしない
でも...どうしてか、少し怖い
とても曖昧な解答だった
急に振った私も悪いけど、私も、あういうふうな曖昧な解答をすると思う
実際に記憶を失った人なんて、この世に数多と存在はしない
低く見積っても1/1000の確率
だから、こんな気持ちになって、こんな風になるって具体的に答えられる人の方が少ないと思う
すごく、嬉しかった..
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ざっと説明をしてもらうと、生徒たちはくじ引きを行った
尚、くじ引きの順番は適当だった
(.....できれば2回も演習はしたくないな)
現実にならないように個性で願っておこうかと思ったけれど、、、
相澤先生がこちらを凝視していた
...すぐにバレそうなので辞めておいた
このクラスは合計21名なので、ペアは10組あまり1人となる
くじには、アルファベットでA~Jまでが表示されていて、余りの人は多分...それが分かるような内容が書いていると思う
微かにだけど、そういう声が聞こえたので、余った子は分かった
(響香なら、私が2度出てもいいかも...)
そう思ったのは、私の素直な心かもね
さて、ちんたらしている場合ではなく、私は私のペアを探さなければいけない訳だ
周りのみんなは既に集結しつつあった
考えるのが面倒だったので、とりあえず1人でいる子に声を掛けることに
なんと、一発でペアを当ててしまった
まぁ、探す手間が省けたのでラッキーだよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。