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朝、鏡に写るのは、
白い三角の耳と長い尻尾
嗚呼、、どうか、、
人とは明らかに違う見た目
それがコンプレックスで、いつも、端っこでバレないように隠しながら生活してきた。
でも、、
こんな、俺に手を差し伸べる貴方が
いつも、いつでも気になって
猫舌で
猫かぶりで
臆病な自分がやだ
逃げ道ばかり探して小さく丸まってたけど
嫌いなとこも含めてそのままでいいんだって、アンタが教えてくれた。
ヘルメットを脱ぎ空に手をかざしてみる。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!