第2話

きっかけの日
1,421
2019/01/07 10:06
ある日を境に、皆が俺のことを好きだと知った。

それから、俺は、皆に襲われる猫になった。

そうなったきっかけは、とても些細な出来事から始まった。

~~一週間前~~

シ「あ~、フルメンの企画オモロw 」

ン「俺もう疲れた・・・。」

マ「ンダホへとへとじゃん。」

モ「グミ食べる~?」

ぺ「部屋グッチャグチャw 」

ダ「喉乾いた~!」

ザ「イヤ、ここにコーラあるじゃんwww 」

ン「眠い・・・。」スヤァ

マ「おいおい、ンダホもう寝ちゃったよ。」

モ「寝かせとけば?」

ダ「俺コンビニ行ってくる~。」

ザ「あ、俺も~。」

ぺ「俺も行く。」

シ「じゃあついでになんか買ってきて。」

モ「・・・行ったな?」

シ「おー。」

マ「俺もう我慢できねーよ。」

シ「じゃあ、もう、いいよな。」ゴソッ

マ「フフっ、可愛い・・・。」チュッ

モ「おい、キスはずるくないか?」

マ「おでこだからいいじゃん。」

モ「何だよそれ。」

ン「・・・んぅ。」

シ「おいあんまり騒ぐなよ。」

ぺ、ザ、ダ「ただいま~・・・って、え?」

シ「⁉」

ぺ「・・・は?」

ダ「何でお前ら勝手に手ぇ出してんの?」

ザ「それは怒るよ。」 

マ「誰が手を出そうが、勝手だろうが。」

モ「お前らもンダホが好きなの?」

ザ「じゃなきゃこんなに怒るかよ。」

ぺ「俺達だってンダホのことが好きだよ?」

ン「何・・・皆何言ってんの?」

ダ「・・・起きてたのか。」

シ「ンダホ、よく聞け。俺達はな、お前のこ
  が好きなんだよ。」

ン「え、え?」

マ「ンダホは誰が好きなの?」

ン「俺は・・・皆大好きだよ?」

モ「誰か一人って、言われたら?」 

ン「え・・・分かんない。」

ぺ「この状況からして、誰もンダホのことを
  渡す気無さそうだもんね。」

ダ「ンダホは、誰かを好きってことは無さそ
  うだし。」

ザ「それじゃあさ、皆でンダホを可愛がれば
  いいんじゃない?」

シ「どういうことだ?」

ザ「だって、いちいちこんな状況になるくら
  いだったら、皆の了承を貰っておいたほ
  うがいいじゃん。」

マ「確かに、今みたいな険悪な雰囲気、めん
  どうくさいしな。」

モ「はい、決定~!」

ぺ「つまり?」

ダ「つまり、いつでもンダホを襲っていいっ
  ことだよ。」

ン「俺は、どうなるの?」

シ「ンダホは、俺達に合わせればいいってこ
  と。」

全員「ンダホ、よろしくね。」

ン「・・・はい。」




・・・俺、どうなるんだろう。

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