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第20話

貴方じゃないとダメなのに。
《エイジside》
覚悟を決めてここに来たっていうのにいざとなって足が竦む。


みんなになんて言われるだろうか。

あなたは俺を見てどんな顔をするだろうか。

「帰って」

なんて言われたらどうしよう。
そんなことばかりが俺の脳内を駆け巡る。




俺っていつからこんなに臆病になったんだろう。
ここに来た以上、もう後戻りはできない。





拳を握りチャイムを鳴らす。
あなた

…はい



あなたが出てきたことに驚き咄嗟に隠れてしまった。
エイジ
エイジ
……
息を殺してあなたから隠れる。














<ガチャン














扉が締まり俺は深いため息をつく。
エイジ
エイジ
何やってんだよ。俺は…
エイジ
エイジ
なんで隠れてるんだよ。覚悟を決めたんじゃねえのかよ




つくづく自分は卑怯な人間だと思う。






そして何より驚いたのは









あなたの姿だった。



















あんなに気にしていた髪はボサボサで、痩せ細っていた。









あんなに苦しんでいたなんて…


俺はなにも知らずに……












そういえば俺っていつからあかねの事を好きになったのだろう。



小さい頃からずっとあなたといた。


あなたといるとあかねとは違う気持ちになる。

上手くは言えないけど、強いて言うなら''落ち着く''、''安心する''




俺はちゃんとあかねを好きだったのだろうか。







俺ってちゃんとした恋したことあったっけ…?
















続く 。

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れんれん🐰︎︎☁︎︎*.
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まだ不意に 寂しくなってしまう 。 貴方が居ない世界は全て 灰色に見えるの 。
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