《エイジside》
自分勝手なことをした俺の事も許してくれた 。
アバのメンバーには感謝しかない 。
それより
俺がいま1番しなきゃならないことは …
毎回毎回 俺が言おうとしたことを先に言うんだよなぁ …
泣いているあなた 。
少し見ない間に ガリガリに痩せてしまっていた 。
ただでさえ小さくて いつもヒヤヒヤしてたのに 。
余計守りたくなるじゃねぇかよ
そしてそらたちも 。
何泣いてんだよ ダッセェ
俺に抱きついてきた4人の背中を摩り リビングの方を指さす 。
こうしてみんなでリビングへ行く 。
そして 俺は 深呼吸をしてそらたちに今までのことを話す 。
俺が第一声をあげると
今まで泣いていた奴らとは思えないほど 真剣な顔をして俺の方をむく
そうして俺は 全てを話した 。
あかねと別れたことも 。 全て 。
続く 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!