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第26話

貴方じゃないとダメなのに。
《エイジside》

''本当に俺はあかねのことが好きなのか?''

そればかりが俺の頭の中を駆け巡る。

手を繋いでいる時


キスをしている時


一夜を共にすごした時


どれも俺には大切な時間だった。


あかねといると楽しかった。


でも



''何か物足りない。''


いつの日からかそう思い始めた。
だから最近はあかねといる時間も増やした。


旅行に行く回数も増やしたし


プレゼントだってあげた。
それなのに俺は満足しなかった。


欲しがり?


俺の心のつっかえそんな単純なものじゃなかった。








今はあかねと顔を合わせるのがなんとなく気まずい。


だから少し出かけてみる。
エイジ
エイジ
人多いなぁ…!!


いつもはなんとも思わない些細なことに反応してしまう。



香水の匂い、


柔軟剤の匂い、


煙草の匂い…



どれもが今は気持ちが悪くてしょうがない。


流れに逆らってとりあえず駅前の方へ行ってみる。



案の定人は少なかったが道幅が狭いため、


気をつけなければ人とぶつかってしまう。
エイジ
エイジ
あ、すみません…


途中で女性のぶつかってしまった。
???
あ、すみませ…


そう言って俺がぶつかってしまった女性は通り過ぎて行く。


あなた…?


いや、まさかな。


髪だって黒く染めたし気づくはずはない。







なのに何故だか


心底



《気づいてほしかった》



そんな想いが俺にはできてしまっていた。
エイジ
エイジ
ああああぁぁぁ、もう!!
頭をかきむしりながら歩き始める。






いつからか


''あなたに会いてぇなぁ…''


なんて思い始めていた。




続く 。

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れんれん🐰︎︎☁︎︎*.
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まだ不意に 寂しくなってしまう 。 貴方が居ない世界は全て 灰色に見えるの 。
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