楽屋に戻ると皆待っていたらしく帰る準備も終わっていた
ふとテヒョンの方を見ると一見普通の表情に見えるが私には不安そうな表情に見えた
私は心配そうにテヒョンを見つめているとテヒョンが視線に気づいたようで
少し笑顔を作った
なんて思いつつ帰る支度をした
帰りの準備も終わりBTSを車で送る
いつもテヒョンとジミンを中心に騒がしい帰りの車はとても静かだった
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テヒョンside
ジミンが告白をしに行くと楽屋を出てから数分
不安で仕方ない
それが表に出ていたのだろうか
気づいたら隣にユンギヒョンがいた
ユンギヒョンの"大丈夫だ"その一言でなぜか大丈夫な気がしてきた。
ジミンが帰ってくる間、ユンギヒョンはずっと隣にいてくれた
ガチャ
楽屋の扉が開きジミンとヌナが帰ってきた
僕はまた不安にかられ俯く
しかし視線を感じ顔を上げる
その視線はヌナのものだった
ヌナは心配そうに僕を見つめる
でも大丈夫、そう伝えるため笑顔をみせた
帰りはヌナに送ってもらっている
いつもは騒がしい帰りの車はとても静かだった
原因は僕とジミンだ
僕は申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら目を閉じた
'
どうやら僕は目を閉じてそのまま寝てしまったらしい
ヌナとバイバイして皆より遅れてゆんぎヒョンと家に入る
するとジミンが玄関で待っていた
僕が勇気を出せずその場に立ち尽くしていると
ユンギヒョンはそう言って僕の背中を押した
ユンギヒョンはそう短く返事するとその場を去った
ユンギヒョンに感謝し僕はジミンと部屋に向かった
ユンギがかっこよすぎる件について。(作者)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!