今日は音楽番組の撮影日、大御所の方から新人まで出演する番組だ。
もちろんそこにもBTSは呼ばれ私もマネージャーとして彼らに付き添う
そこで1つ問題が発生した
先程スタッフの方に呼び止められたと思えば今日はスペシャルゲストにスンリさんが来るらしい
なぜ撮影日にそれを言う?スペシャルだから?急遽そうなったとか?
なぜ私がこんなにも取り乱しているかというと
彼、スンリさんは私がBIGBANGのマネージャーをしていた時の彼氏だ。
そう、いわゆる"元彼"なわけだ。
スンリさんは女遊びが激しく耐えられなくなった私は彼に別れを告げた
まぁスンリさんは私の事なんて眼中に無くてきっと忘れているだろう。
というわけで今、いや今後もできれば会いたくない人なのだ。
言えない。スペシャルゲストなんでメンバーにも言うなと口止めされていることもあるが
君たちが憧れたであろうあのBIGBANGのスンリさんが私の元彼で別れた理由が彼の女遊びということもあり会いたくなくて元気がないなんて口が裂けても言えない。
出番であるメンバーと舞台袖で待機する
彼らをステージへ送り出し、私は舞台袖で見守る。
なんて主にジミンを見ながらぼーっとしていると後ろから足音が近づいてきた
そういえばスンリさんが登場するのはBTSのステージの後
ということは今後ろから近づいてきている人は99.9%スンリさんということになる
コツコツ
その足音が私に近づく度冷や汗が止まらず心臓も嫌な音をたてる
ついにその足音は私の隣で止まった
キャーー
黄色い歓声と共にMCの声が会場に響く
どうやらスンリさんの出番のようだ
スンリさんがステージへ出ていく
こうして撮影も終え楽屋で帰りの準備
コンコン
ガチャ
思わずジミンの背中に隠れる
グイッ
スンリさんが私の腕を引っ張り腰に手を回した
私は直ぐに手を振り払いスンリさんから離れる
ヌナラブのジョングクはスンリさんに敵意丸出し
バタン
むくれるジョングクの頭を撫で癒される
そして本日何度目かのため息をつく
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帰宅したジミンは今日のことを思い出す
ヌナの腕を引っ張り腰を抱くスンリ先輩はかっこよくて思いたくないけどヌナとお似合いだった。
ヌナはもう嫌いとは言っていたけど女性が喜びそうなことをすんなり出来てしまうスンリ先輩のもとへ簡単におちてしまいそうで
そんなマイナスな事しか頭に浮かばない
前まではヌナを好きになっていいのかすらも迷っていた
でもそれは、逃げてただけだ。ツウィちゃんを好きでテヒョンと取り合った時だって少し遠慮してた。僕はいつも逃げてばっかりだ。
でも今日、僕はヌナをスンリ先輩には取られたくないと思った。
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その頃スンリもあなたのことを考えていた
数年前俺の元を離れた彼女
大抵の女は俺が他の女と遊んでいても甘い言葉とお金に誘われてそばを離れようとしなかった
でもあなたは違った
最初は俺の言葉に照れたり素直で可愛かったが途中からほかの女の存在に気づいたのかどんなに甘い言葉を囁きブランド物のプレゼントをしても頬を染めることも無ければ笑うことすらなくなった
挙句の果てには俺の元を去っていった
あなたを失って初めて彼女に興味を持ち始めた
簡単に俺のもとを離れられる女は初めてだった
だからこそもう一度手に入れたいと思った
しかし自分の仕事も忙しくなかなか捕まえることが出来なかった
だから今日やっと会うことができてラッキーだと思った
防弾少年団のマネージャーと分かればこれからはどこにいるのか手に取るように分かり簡単に会うことが出来る
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(。-ω-。)----------キリトリ線----------(。-ω-。)
作者どす。
あなたヌナの元彼はBIGBANGのスンリさんにしましたー!!!
コメントありがとうございます☺️
スンリさんなんか、怖くなってません?
大丈夫ですか??笑笑
イメージと違う展開ですよねすいません😖
このままでよろしければ是非コメントへ笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!