私は海人の家に行った
ピーンポーン
海人『入って』
あなた『う、うん。』
怒ってるかなぁ、海人。
海人『そこ座って』
あなた『う、うん。。』
海人の目は怖かった。。
海人『ね、今まで何してたの?』
あなた『その、あの、家で寝てた』
海人『違うでしよ、紫耀の家とか行ってないよね?』
あなた『ち、違うよ!なんで!紫耀の家に行かなきゃなの』
海人『ふーん。』
そう。海人は知っていた。紫耀のにおい。それが私から紫耀のにおいがしたらしい。
すると、海人はバックハグをしてきた。
あなた『えっ』
海人『嘘ついてないよね。紫耀のにおい。するんだけど』
あなた『ごめん。なさい。紫耀に呼ばれて、紫耀の家に行って、それで、』
海人『それで?』
あなた『好きって言われて、だけど、海人がいるから駄目って言ったら、急に倒れてきて、ずっとみてた。ごめん。』
海人『アイツの為にそんなこと、』
あなた『ごめんね、』
海人『あなたは俺だけを見てればいいから』
あなた『う、うん。』
今、紫耀の姿をみたら、変な気持ちになる何て、言えない。私、どーしたんだろう。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!