第30話

30話
1,163
2019/09/05 12:53
樹side
俺は無我夢中になって
廊下を走りまくって
辿り着いたのが屋上
屋上のドアを開けた瞬間、
女の子の泣き声が微かに聞こえた
奥に進むと女の子が立っていた
黒髪のセミロング
身長は大きくない、むしろちっちゃい
絶対あれはあなただ
樹
あなた?
あなた
あなた
誰?
樹
俺だよ?
あなた
あなた
い、樹
樹
泣いてんの?
あなた
あなた
泣いてない、よ、?
強がってるあなたが
なんだか、可愛く見えた
樹
無理して強がんな
俺の体は勝手にあなたを包み込んでいた
あなた
あなた
樹、
樹
ぜんぶ話てごらん?
話せるならでいいけど、、
あなたは深呼吸をして、
1から話してくれた
樹
そーか、、
ねぇ、あなた
あなた
あなた
な、なに?
樹
俺にすれば?
何言ってんの俺!?
あなた
あなた
え?
樹
俺は絶対あなたを悲しませない!
ずっとそばに居るから
抱きしめて欲しかったら、
いっぱい抱きしめる
泣きたい時は俺の胸貸すし!
俺は、たまらなく
お前の事が好きなんだよ、、、
あなた
あなた
ありがとう、
言っちゃったよ、、、
でも、後悔はしてない
樹
返事はいつでもいい、
俺待ってるから!
あなた
あなた
ありがとう
じゃあ、一つだけお願いしていい?
樹
うん、いいよ
あなた
あなた
お願いだから
今だけはあなたを離さないで、、
樹
当たり前じゃん、
俺、あなたを離す気なんてないよ
あなた
あなた
ありがとう、、、
俺が今できる事それは
あなたを強く抱きしてる事
樹
大好きだよ、、
いつでも待ってるからね、、、

プリ小説オーディオドラマ