陸side
今日もあなたの家に行く
やっぱりまだ寝てるんだ
俺が行く時いつも起きてなくて
起きてるのを見た事がない
おばちゃんの「起きなさい」と同時に
階段下ってくる音がした
黙々とご飯を食べて
制服に着替えてるあなた
いつものように2人で玄関を出る
すると、人と人がぶつかりあったような
音が聞こえた
てか、なんでこいついんのさ
やっぱ無理だなぁ
近くない??
あなたそれは近いよ
何が大丈夫なん?!
何手繋いどるん?!
初めて聞いた、、
幼稚園入る前から一緒にいるのに
こんな声を上げたのは始めてだ
あなたは1人で怒り歩き出した
くっそ生意気だな、、
そーだよ俺は楽優ちゃんが好きだ、
あなたは幼なじみとして好き
邪魔されたらって
いつも一緒にいるから仕方ないじゃん!!!!!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!