場地が去っていき、辺りは静まり返った。
マイキーの方に振り返ると、依然として泣き止んでいなかった。
返答の無さに違和感を覚え、女の方を見ると…
"いない"
内側に入らないようにするお祓い方法、、
簡易的なものだけど、やらないよりはマシよね…
これは、戻ってこれそうにないな…どうしたものか…。
この、お祓い方法は本人の意識の強さがあってできるもの…。
しかし、何もしないのも……!
一時的に、私に移しておくか…?!?!
いや、、
それは、リスクがデカすぎる…
下手すればマイキーが、、、、死ぬ……
そう言い放ったと同時に、マイキーの顔を平手打ちした。
パアァン!!!!!!!
?!頷いた……!
ドラケンがいてくれて良かった……
私はマイキーに近づき、肩と下腹の四隅を人差し指と中指でなぞった。
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ミスってます、、これ、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!