第10話

No.10
737
2018/08/17 02:13
あの日から。


少し怯えながらもみんなに迷惑をかけないようにと頑張って過ごしてきた。


ちょっと疲れる。


-ある日
亜嵐
あなた!
放課後ちょっと話があるんだけど…いいかな?
あなた
うん!
-放課後
亜嵐
あなた!
こっちで話そう。
あなた
話ってどうしたの?
亜嵐
俺今すごい悲しい。
悔しい。
あなた
あら…ん?
亜嵐
この写真見て。
そこにあったのは


私が玲於と楽しそうに話している姿。


そして隼とマックにいる姿。


玲於とのトーク履歴。
あなた
なに…これ
亜嵐
これどういうこと?
あなた
別に好意持ってるわけじゃないし…
亜嵐
それでもこれは酷いよ。
俺のこと好きって言ってくれたよね?
それはどこいったの?
あなた
好きだよ!
亜嵐のこと大好きだよ!
亜嵐
でもこんなの見たら俺お前とは付き合ってられない。
別れよう。
なんで…


なんで…


付き合うってこういうことなの?


思ってたのと全然違うよ…
あなた
わかった。
でも1つだけ。
これは誰から?
亜嵐
それは…
あなた
これは言うべき事だと思うけど…
亜嵐
…田村だよ。
田村…


ももねだ…


やっぱりそうなんだ。


もう付き合ってられない。


ももねなんかに。
あなた
わかった。
ありがとう。
今亜嵐との恋が終わった。


私はただみんなと仲良くしたかっただけなのに。


あれ…?


涙が止まんないよ…


悔しい。


悔しい。


寂しい。


隼…

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