健人side
ピンポーン
約束の16時
俺は風磨の家に来た
ガチャ
風磨「入って入ってー」
『お邪魔します』
風磨とは家族ぐるみの仲だけど
なぜか今日は変に緊張した
風磨「母さん、中島来た」
風磨母「あら、コンタクトにしたの?」
『うん…』
風磨母「似合ってるじゃない!」
『そう、かな…?//』
風磨「ちょ、喋ってないで早く」
風磨母「はいはい、健人こっち来て〜」
目に入ったのは浴衣
それを風磨のお母さんが俺に着付けていく
風磨「おっいいじゃんいいじゃん!さすが俺!」
風磨母「モデルさん並みにかっこいいわね。デート頑張って!」
『へっ?!//』
風磨「ほら、行ってこい!」
俺は2人に背中を押された
『ふ、風磨っ!』
風磨「ん?」
『その…ありがとう…//』
風磨「何照れてんだよ笑待ち合わせ遅れるぞ?」
『うん!行ってくるね!』
風磨がオーダーしてくれた髪型
風磨が選んでくれたコンタクト
風磨が貸してくれた浴衣
絶対無駄になんかしない
風磨「頑張れよ…(ボソッ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。