健人side
7月に入り、夏休みは目の前
夏休みといえば…
松先「8月の第1週目に林間学校があるのは知ってるよね?今から班決めしまーす!」
そう、2年生にとっての一大イベント、林間学校がある
1班6人で男女の人数は特に決められていない
あなたちゃんは前の席の戸田さんと組むみたいだけど他にも誰かいるのかな
風磨「中島、樹、北斗、俺!とりあえず4人は決定だな!」
樹「おう!あと2人どーすっか」
風磨「あ、ちょっと待ってて」
そう言って風磨がどこかに歩いて行った
少しして戻ってきた風磨の後ろには
樹「あなたちゃんとひかりちゃんじゃん!なに?俺らと組むっ?」
戸田さんとあなたちゃんがいた
ひかり「いい、かな?」
樹「もっちろ〜ん!北斗と健人もいいよな?」
北斗「うん」
健人「み、みんながいいなら…!」
なんて言ってみたけど嬉しすぎてどうにかなっちゃいそう
北斗「健人、良かったね(ボソッ」
『う、ん//(ボソッ』
あなた「け、健人!よろしくねっ!」
『こ、こちらこそっ』
樹「じゃあ役割でも決めるかー!班長は_」
なんて言ってる樹をよそに風磨に耳打ちした
『風磨、ありがとう(ボソッ』
風磨「ん?なにが?(ボソッ」
『わかってるくせに笑(ボソッ』
改めていい友達を持ったと思った
早く林間学校行きたいなぁ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!